日本大百科全書(ニッポニカ) 「ユーカリ油」の意味・わかりやすい解説 ユーカリ油ゆーかりゆeucalyptus oil オーストラリア原産フトモモ科のユーカリノキの葉を水蒸気蒸留すると得られる精油。主要成分はユーカリの種類によって異なり、シネオール系ユーカリ油(シネオールを70%以上含む)、ピペリトン・フェランドレン含有ユーカリ油、シトロネラール・酢酸ゲラニル含有ユーカリ油の3種に大別される。用途は薬用が多く、口腔(こうくう)剤、咳(せき)止め、消毒剤および合成香料原料となる。また、樟脳白油(しょうのうはくゆ)(シネオール含有)は人造ユーカリ油として使用されている。[佐藤菊正][参照項目] | ユーカリノキ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユーカリ油」の意味・わかりやすい解説 ユーカリ油ユーカリゆeucalyptus oil ユーカリ属の植物の葉,枝を水蒸気蒸留して得られる精油で,ユーカリプトール,ピネン,カンフェン,ゲラニオール,リモネン,シトロネラールなどのテルペンを多く含む。石鹸,歯磨き用香料,医薬品などに用いられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報