よろよろ(読み)ヨロヨロ

デジタル大辞泉 「よろよろ」の意味・読み・例文・類語

よろ‐よろ

[副](スル)足もとがしっかりせず倒れそうなさま。よろめくさま。「一撃をくらってよろよろ(と)した」「酔って、よろよろ(と)歩く」
[類語]ふらふらぐらぐらよたよたゆらゆらぐらつくふらつくくらっとくらくらくらりぐらりぐらっとめまい立ちくらみ眩暈目がくらむ目が回るふらっと

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「よろよろ」の意味・読み・例文・類語

よろ‐よろ

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) 足どりが確かでなく、よろめくさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「歩むやうにはしけれ共、はかもゆかず、よろよろとして出きたり」(出典:平家物語(13C前)三)
    2. 「酒のゑひは、誠に一盃過たるとみえて、足もとはよろよろとよはく侍れども」(出典:俳諧・貝おほひ(1672)二四番)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 [ 一 ]に同じ。
    1. [初出の実例]「よろよろになった百姓が、つっ飛ばされるやうに、のめって入ってきた」(出典:防雪林(1928)〈小林多喜二〉八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android