くらり(読み)クラリ

デジタル大辞泉 「くらり」の意味・読み・例文・類語

くらり

[副]
めまいのするさま。くらっと。「ライトに照らされくらりとする」
物事が突然大きく変わるさま。
「はては―と失せにけり」〈五代帝王物語
[類語]くらっとくらくらぐらりぐらぐらぐらっとゆらゆらめまい立ちくらみ眩暈目がくらむ目が回るふらふらよろよろよたよたぐらつくふらつくふらっと

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「くらり」の意味・読み・例文・類語

くらり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 物が急に変化したり、見えなくなったり、反転したりするさまを表わす語。〔名語記(1275)〕
    1. [初出の実例]「水を一盃いるれば、くらりとうちかへるものぞ」(出典:四河入海(17C前)一二)
  3. 目まいなどのするさまを表わす語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android