ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラウレル」の意味・わかりやすい解説
ラウレル
Laurel, José Paciano
[没]1959.11.6. マニラ
フィリピンの政治家。 1915年フィリピン大学卒業,20年エール大学で学位取得。 25年フィリピン議会上院議員に選ばれ,内務長官,36年最高裁判事を経て,第2次世界大戦中,日本軍占領下でフィリピン大統領をつとめた (1943~45) 。戦後反逆罪に問われたが,48年大赦令で放免。 49年の大統領選挙に国民党候補として出馬,自由党の E.キリノに敗退。 51年上院議員,R.マグサイサイ大統領擁立に努力し,同大統領就任後,54年の対日賠償交渉団首席全権,55年には経済使節団を率い,対米経済関係改善のための協定交渉にのぞみ,ラウレル=ラングレー協定を締結。 57年引退。
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