ラグアイラ(読み)らぐあいら(英語表記)La Guaira

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラグアイラ」の意味・わかりやすい解説

ラグアイラ
La Guaira

ベネズエラ北部,連邦区北部の都市。首都カラカス外港で,カラカスの北約 10kmにあり,カリブ海にのぞむ。 1577年建設の古い町であるが,暑い気候 (年平均気温約 27℃) と背後海岸山脈が迫り拡張余地がなかったことから,長い間発展がはばまれてきた。しかし,港湾施設の近代化,海浜保養地の開発,西方マイケティアの国際空港の建設などに伴って,近年次第に発展。現在同国の主要港として,外国貿易の約半分を取扱っている。カラカスとはトンネルを含む延長約 15kmの高速道路で連絡し,その大都市圏を構成する。人口2万 6669 (1990推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラグアイラ」の意味・わかりやすい解説

ラ・グアイラ
らぐあいら
La Guaira

南アメリカ北部、ベネズエラ北部のカリブ海沿岸にある港湾都市。人口2万6600(2003推計)。首都カラカスの外港として建設された人工港で、ベネズエラ第二の貿易港である。同国中部の農産物が積み出され、年間100万トン以上の貨物を扱う。カラカスから13キロメートルの距離にあり、付近に海浜保養施設が多いため、首都の休日保養地となっている。

[山本正三]

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