リージン(読み)りーじん(英語表記)Владимир Германович Лидин/Vladimir Germanovich Lidin

日本大百科全書(ニッポニカ) 「リージン」の意味・わかりやすい解説

リージン
りーじん
Владимир Германович Лидин/Vladimir Germanovich Lidin
(1894―1979)

ロシア・ソ連の作家モスクワ大学法学部卒業。1915年から作品を発表、おもに知識人の生活を描いた。『海と山』(1922)、『鼠(ねずみ)の日常』(1923)、などの短編集で小さな人間に注目、『北風』(1925)では冒険家たちを描いた。パリを舞台にした『無名戦士の墓』(1932)、極東のトナカイ飼育場を描いた『偉大な、あるいは静かな』(1933)の長編有名。第二次世界大戦後は『二つの人生』など。

江川 卓]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リージン」の意味・わかりやすい解説

リージン
Lidin, Vladimir Germanovich

[生]1894.2.15. モスクワ
[没]1979
ソ連の小説家。モスクワ大学法学部卒業後,主としてインテリの生活に主題をとった小説を書いた。代表作『探究者』 Iskateli (1930) 。

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