改訂新版 世界大百科事典 「レギア」の意味・わかりやすい解説
レギア
Augusto Leguía
生没年:1863-1932
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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ペルーの国家の近代化、統合化を図った大統領。当初実業家としてアメリカ系保険会社の代理人となり、1903年カンダモ政権の蔵相、08~12年、19~30年の二期大統領に就任した。ブルジョアジーの代表として、国内開発のため、道路、鉄道建設、都市改造、公共事業を推進した。これによってとくにアメリカからの借款、投資が急増し、貿易を含めて対米依存が顕著となった。また当時としては進歩的な「20年憲法」を制定し、原住民共同体の法的承認などの原住民政策を打ち出し、その統合化を図った。その支持層は都市中間階級、学生にも及んだが、しだいに離反し、政権自体も世界恐慌の影響を受けて崩壊した。
[辻 豊治]
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…セルバは20世紀初頭,北部のロレト県において一時的なゴム・ブームにわいたことがあるが,未開拓のジャングル地域であり,経済的には北部の石油,中部プカルパの木材,南部のコーヒー栽培が重要である。 ペルーにおける資本主義の基礎は,19世紀末から20世紀初頭のピエロラNicolás de Piérola(在任1895‐99),レギア両政権による近代化政策(金本位制,勧業省設置,中央準備銀行創設など)および鉄道,道路建設,都市改造などの経済基盤整備により築かれた。しかし20世紀前半を通じて,ペルー経済の基本的特徴である輸出依存,外資依存,近代化の進んだコスタと後進的なシエラとの二重構造,大土地所有制は存続した。…
※「レギア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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