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檸檬 れもん

8件 の用語解説(檸檬の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

檸檬
れもん

梶井基次郎短編小説。 1925年発表。京都の町をあてどなくさまよう肺患の学生が,ふと心ひかれたレモンを洋書店の画集の上に乗せてみる。爆弾を仕掛けたという空想のなかに逃避する主人公の姿を通して,青春期の不安と退廃を緊張感に満ちた的確な文体で表現した作。

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デジタル大辞泉の解説

レモン(lemon)

ミカン科の常緑低木。また、その実。茎・枝にとげが多く、葉は長卵形で、翼はない。7、8月ごろ、内面が白く外面が紫色の花を開く。実は長卵形で両端がとがり、黄色に熟す。酸味が強く、ビタミンCに富み、ジュースや料理に用いる。インドの原産で、現在はカリフォルニア南部・シチリア島が主産地。日本には明治初期に渡来。 秋》
(米語で)欠陥品。欠陥車。
[補説]1は「檸檬」とも書く。
書名別項。→檸檬

レモン【檸檬】[書名]

梶井基次郎の短編小説。大正14年(1925)、同人誌「青空」の創刊号に発表した処女作。昭和6年(1931)、同名の作品集に収録。→檸檬忌2
俳句雑誌。昭和37年(1962)創刊。多田裕計主宰。同人に山口いさを、高橋竜など。

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デジタル大辞泉プラスの解説

檸檬

竹内純一郎(現名は竹内銃一郎)による戯曲。初演は劇団斜光社(1978年)。1979年、第23回岸田国士戯曲賞の候補作品となる。

檸檬(れもん)

日本のポピュラー音楽。歌と作詞は男性歌手、遊助。タレントで俳優の上地(かみじ)雄輔のアーティスト名。2013年発売。作曲:大隅知宇。TBS系で放送のドラマ「終電バイバイ」の主題歌

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大辞林 第三版の解説

レモン【檸檬】

ミカン科の常緑低木。インド原産。暖帯で広く栽培され、カリフォルニアや地中海沿岸地方が主産地。果実は長楕円形で両端はとがり、淡黄色に熟す。果肉は酸味が強く、香気があり、料理の添え物・菓子・清涼飲料などに用いる。果皮からはレモン油を搾り、香料とする。 〔「檸檬」とも書く〕

レモン【檸檬】

小説。梶井基次郎作。1925年(大正14)「青空」に発表。倦怠けんたいと不安にさいなまれた精神が一個のレモンによって蘇生そせいするさまを描いた作品。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

檸檬
れもん

梶井基次郎(かじいもとじろう)の短編小説。作者の処女作で、同人雑誌『青空』創刊号(1925年1月)に発表。主人公である「私」は、正体不明の憂鬱(ゆううつ)にとらえられて、京都の町を放浪していたが、ある日、果物屋で1個のレモンを手に入れ、その色、形、重さ、手ざわりを確かめることで幸福感を覚える。普段は避けていた丸善書店へも気楽に入れた。しかし丸善で画集を見ているうちに、「私」はふたたび憂鬱になり始める。そこで「私」は画集を積み上げ、その上にレモンを置いて充実感を覚える。さらに「私」はレモンと画集をそのままにして店を出、レモンの爆発というユーモラスな空想を抱く。青春の不安と、その裏に潜む調和への願望とを描き出した佳作である。[吉田生]
『『檸檬』(岩波文庫・旺文社文庫・新潮文庫) ▽『文芸読本 梶井基次郎』(1977・河出書房新社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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