ロスキレ大聖堂(読み)ロスキレだいせいどう(英語表記)Roskilde Cathedral

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロスキレ大聖堂」の意味・わかりやすい解説

ロスキレ大聖堂
ロスキレだいせいどう
Roskilde Cathedral

デンマークコペンハーゲンの西約 30kmに位置する古都ロスキレを象徴する大聖堂。歴代国王の霊廟となっている。ロスキレは 10世紀から政治・文化の中心であったが,11世紀に司教座が置かれてからはカトリックの中心として 13世紀にかけて隆盛をきわめた。大聖堂は,10世紀に建てられた木造聖堂を前身として 12世紀に建て替えられたもので,当時最新の建材だった煉瓦を用いている。ゴシック様式なかに,フランス建築の影響を受けたと思われる丸窓などロマネスク様式の特徴がみられ,18~19世紀にかけて完成した礼拝堂とともに,聖堂建築の変遷をたどることができる。 1995年世界遺産の文化遺産に登録。

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