ローズマリー油(読み)ローズマリーゆ

精選版 日本国語大辞典 「ローズマリー油」の意味・読み・例文・類語

ローズマリー‐ゆ【ローズマリー油】

  1. 〘 名詞 〙 マンネンロウの花や枝葉水蒸気蒸留して得られる香油。淡緑色ショウノウを含む。石鹸香料リキュールオーデコロンなどに用いられる。ロスマリン油。
    1. [初出の実例]「染毛剤〈略〉○同(その二)水 十オンス アルコール 一オンス半 ローズマリー油 十滴」(出典:新美装法(1916)〈藤波芙蓉〉)

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化学辞典 第2版 「ローズマリー油」の解説

ローズマリー油
ローズマリーユ
rosemary oil

ロスマリン油ともいう.南ヨーロッパに産するシソ科マンネンロウRosmarinus officinalisの花および枝葉を水蒸気蒸留すると得られる.無色または黄緑色の香油.成分ショウノウシネオールボルネオールピネンカンフェンなどである.0.895~0.911.1.470~1.472.せっけんの香料,化粧品の香料などに用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「ローズマリー油」の意味・わかりやすい解説

ローズマリー油 (ローズマリーゆ)
rosemary oil

南フランス,スペインなどを中心に産出されるローズマリーマンネンロウ)の花,葉,枝を水蒸気蒸留して得られる精油(採油率1.4~2%)。新鮮な芳香をもつ。主成分はカンファー6~8%,ボルネオール4~5%,そのほかα-ピネン,カンフェン,シネオール,酢酸ボルニル。主としてセッケン香料などに使用される。
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栄養・生化学辞典 「ローズマリー油」の解説

ローズマリー油

 シソ目シソ科の植物Rosmarinus officinalis]の乾燥葉を水蒸気蒸留して得る精油.料理スパイスとして用いる.

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