日本大百科全書(ニッポニカ) 「ワッデン海」の意味・わかりやすい解説 ワッデン海わっでんかいWaddenzee オランダ北部、本土と西フリジア諸島とに囲まれた細長い海域。南西―北東方向に長く、長さ約120キロメートル、幅約10~30キロメートル。中世の海進によって生じたゾイデル海の外洋側部分であったが、1932年に完成した大締切堤防によって内陸側のアイセル湖と分断された。地名は「干潟の海」の意であり、水深10メートル以内の泥海が広がる。カキ、エビ、ヒラメなどの好漁場で、夏は海水浴場となる。[長谷川孝治][参照項目] | アイセル湖 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例