デジタル大辞泉 「ワールドミュージック」の意味・読み・例文・類語 ワールド‐ミュージック(world music) 世界各地の、特に都市における脱ジャンル的なポピュラー音楽のこと。地域や民族に根ざした音楽性を基盤としつつ他の音楽様式との異種交配も図るなど、外に向かって開かれた方向性をもつ。現代のテクノロジーやメディアの発達とも不可分の関係にある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ワールドミュージック」の意味・読み・例文・類語 ワールド‐ミュージック 〘 名詞 〙 ( [英語] world music ) 世界各地の、とくに都市における脱ジャンル的なポピュラー音楽のこと。地域や民族に根ざした音楽と西欧のロック音楽などとの融合した形が多い。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「ワールドミュージック」の意味・わかりやすい解説 ワールド・ミュージック 1980年代後半以降の非欧米世界のポピュラー音楽がもたらした動きをさす言葉。広義には,クラシックもロックもアフリカのポップスも,すべてを等価の音楽として位置づける,新しい価値の粋組みを意味する。狭義には従来エスノ・ポップなどと呼ばれてきた非西欧のポピュラー音楽を指し,その世界市場への紹介・商品化の動きをも意味する。→民族音楽学→関連項目WOMAD|ケイタ|ダマリ|ターンツ・ハーズ|ヌスラット|ミニマル・ミュージック|レゲエ|ロック 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワールドミュージック」の意味・わかりやすい解説 ワールド・ミュージックworld music 主としてポピュラー音楽の分野で,アジアやアフリカ,中南米などに起源する民族音楽を,シンセサイザーなど電子音響を駆使してアレンジした音楽をさす。 1970年代なかば,ジャマイカ起源のレゲエの流行を発端に,パリ,ニューヨーク,ロンドンなどで移民たちの音楽が注目されはじめ,80年代には全世界的な傾向となった。ほかには,ニューヨーク在住のプエルトリコ人によるサルサ,ナイジェリアのジュジュ,コンゴのリンガラ,ドミニカのメレンゲなどが知られる。日本の沖縄音楽も国際的な注目を集めている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
音楽用語ダス 「ワールドミュージック」の解説 ワールド・ミュージック[world music] 民族音楽を素材とした英語圏以外のポップスの総称として'80年代初頭から使われ始めた。エスニック・ミュージックとほぼ同じ意味。西欧に限らず、アフリカ、アジア、東欧、カリブ海、南米などの音楽が新たに注目されつつある。スペインのジプシー・キングス、セネガルのユッスー・ンドゥール、シンガポールのディック・リー、イスラエルのオフラ・ハザなどが世界的な成功を収めている。それまで西洋主体であった音楽シーンに行き詰まりを感じてのムーヴメントという見方もできる。 出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報