アイグン(愛琿)条約(読み)アイグンじょうやく

旺文社世界史事典 三訂版 「アイグン(愛琿)条約」の解説

アイグン(愛琿)条約
アイグンじょうやく

1858年5月,ロシア清朝の間に結ばれた条約
シベリア総督ムラヴィヨフは,清が太平天国イギリスフランスとの紛争に苦しんでいるのに乗じ,清の代表奕山 (えきざん) に強要して,黒竜江中流のアイグン(愛琿)で締結,黒竜江をロシアと清の国境とした。また,ウスリー江以東の沿海州を共同管理地とし,黒竜江・松花江・ウスリー江の航行権を認めさせた。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android