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アカガレイ アカガレイHippoglossoides dubius

4件 の用語解説(アカガレイの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アカガレイ
Hippoglossoides dubius

カレイ目カレイ科。体長 45cmになる。体は長卵形。上眼は完全に頭の側面にある。口は大きい。オヒョウに似るが,尾鰭の後縁が多少丸い点で異なる。産卵期は 11月~6月で,北方ほど遅い傾向がある。底引網や底刺網で漁獲され,食用となる。金華山以北の太平洋日本海オホーツク海に分布する。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

アカガレイ【flathead flounder】

カレイ目カレイ科の魚(イラスト)で,山陰以北の日本海,東北以北の太平洋およびオホーツク海の200~400mの海底に生息する。体は長円形で口が大きく,下あごが上あごより少し突き出ている。体色は淡褐色で特別な斑紋はないが,無眼側は淡紅色で名まえの由来になっている。体長40cmになる。雌は10万~20万個の卵をもち,秋から冬にかけて産卵する。産卵期は北になるほど遅い。雄は14~24cm,雌は26~27cmで成熟し寿命は15歳ほどであるが,5歳以上では雌のほうが圧倒的に多い。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アカガレイ
あかがれい / 赤鰈
flathead flounderred halibut
[学]Hippoglossoides dubius

硬骨魚綱カレイ目カレイ科に属する海水魚。島根県および宮城県以北、樺太(からふと)(サハリン)、カムチャツカ半島までと、沿海州から朝鮮半島にかけて分布する。無眼側は内出血をしたように赤いことからこの名前がある。口は大きく、下眼の後縁まで開く。有眼側は一様に暗褐色で斑紋(はんもん)がない。
 いつもは水深400メートル以浅の砂泥底にすむが、産卵期には沿岸の浅所へ移動する。産卵期は山陰地方では秋、北海道は翌年の1月~5月で、北の海域ほど遅い。全長30センチメートルの雌では10万~24万個の卵をはらむ。卵は分離浮性卵で油球がない。孵化仔魚(ふかしぎょ)は全長3~4ミリメートル。成魚はエビ類、イカ類、貝類、小魚などさまざまな生物を食べる。1年で全長13センチメートル、5年で24センチメートルほどになる。15年ぐらいは生き、40センチメートル前後になる。5歳を過ぎると雄に比べて雌の成長がよくなる。高年魚では雌が多い。
 近年、資源量が低下し、種苗生産の技術の開発が進められている。トロール網で漁獲され、塩焼き、煮つけ、干物に適し、新鮮なものは刺身になる。[尼岡邦夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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