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アカバ湾 アカバわんGulf of Aqaba

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アカバ湾
アカバわん
Gulf of Aqaba

紅海の北東に位置する湾。死海から東アフリカへ続く大地溝帯の一部を形成する湾で,成因は陥没による。サウジアラビア,エジプト,イスラエルヨルダンに囲まれている。幅 20~30km,長さ約 160km。水深は一定でなく,ところにより 610mにも達する。湾口は狭く,暗礁が多く,船舶航行の難所。天然の港はダハブだけであるが,イスラエルはエーラト港を,ヨルダンはアカバ港を築港した。中世以来エジプトからメッカへの巡礼の道程であった。 1967年5月,アラブ連合のナセル大統領は,すべてのイスラエル船舶と,イスラエルへ武器を運ぶ外国船に対して,湾を封鎖し,中東戦争の発端をつくった。

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百科事典マイペディアの解説

アカバ湾【アカバわん】

紅海北部,エジプトのシナイ半島東岸とサウジアラビアにはさまれた幅19〜27km,長さ約160kmの海湾。南端にティラン海峡,北端にヨルダンの海港アカバとイスラエルのエイラト港がある。
→関連項目エイラト紅海

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世界大百科事典 第2版の解説

アカバわん【アカバ湾 Khalīj al‐‘Aqaba】

紅海の最奥部でシナイ半島の両側に存在する湾入のうち東側の部分。イスラエルではエイラトEilat湾と呼ぶ。幅約19~27km,長さ約160km。入口は狭くティランなどの小島が存在する。最奥部は幅約8kmでエジプト,イスラエル,ヨルダン,サウジアラビアの国境が集中しており,ヨルダンの唯一の港アカバ,イスラエルのエイラト港がある。アカバ湾の自由航行権をめぐる問題はアラブ・イスラエル紛争の重要な争点となった。

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大辞林 第三版の解説

アカバわん【アカバ湾】

〔 ‘Aqaba〕 シナイ半島とアラビア半島の間にある湾。紅海の最北の海域にあたり、湾奥にヨルダンのアカバ、イスラエルのエーラトの港市がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アカバ湾
あかばわん
Kalig el ‘Aqaba

シナイ半島とアラビア半島の間にある紅海北端の支湾。イスラエル名ではエイラトEilat湾という。南北約160キロメートル、東西の幅は19~27キロメートルの細長い湾で、湾の奥にイスラエルのエイラト港とヨルダンのアカバ港がある。両国にとってアカバ湾は紅海への唯一の出口であり、アカバ湾口のティラン海峡は、経済的にも軍事的にも非常に重要な位置を占める。1956年の第二次中東戦争ののち、ティラン海峡の自由航行権がイスラエルに与えられた。しかし1967年、エジプトは同海峡の対イスラエル封鎖を発表、これが同年6月の第三次中東戦争の直接のきっかけとなった。[高橋和夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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