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アシヒダナメクジ Eleutherocaulis alte

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アシヒダナメクジ
Eleutherocaulis alte

軟体動物門腹足綱アシヒダナメクジ科。体長 5cm。体は黒色,長楕円形で背面のふくらみは弱く,背中線に黄褐色の細い縦帯がある。全身が粘液で濡れ,微細な顆粒が全面にある。下面には平たく大きい足があり,外套とは深い溝で区切られている。頭には2本の短い触角があり,その先端に眼がある。殻はない。東アフリカから太平洋諸島の熱帯域に広く分布し,沖縄,奄美群島でも樹林落葉の下にすむ。夜行性広東住血線虫中間宿主となる。

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世界大百科事典 第2版の解説

アシヒダナメクジ【Laevicaulis alte(=Eleutherocaulis alte)】

ナメクジのように殻を失ったアシヒダナメクジ科の巻貝。アフリカ東部から太平洋の諸島の熱帯地方にふつうで,奄美,沖縄にも侵入している。石や枯草の下にすみ,夜行性で草食。体長10cmくらいになり,長楕円形。背面の膨らみは弱い。通常,黒色で微細な顆粒(かりゆう)が全面にある。ただし背中の前後に細い縦帯がある。腹面は淡灰色。前後の長い足に多くの横ひだがあるのでアシヒダナメクジの名がある。頭は背部の下にあって大小2対の触角があり,上側の大触角の先端に眼がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アシヒダナメクジ
あしひだなめくじ / 足襞蛞蝓
[学]Laevicaulis alte

軟体動物門腹足綱アシヒダナメクジ科に属する動物。東アフリカから熱帯太平洋諸島までの草地にすむ。体長80ミリメートルぐらいでナメクジのようである。背面に微顆粒(びかりゅう)があり黒く、背中線に黄褐色縦帯があり、ときに小斑点(はんてん)がある。足の裏に多くの横ひだがある。夜行性で草食。[奥谷喬司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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