コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アバド(英語表記)Abbado, Claudio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アバド
Abbado, Claudio

[生]1933.6.26. ミラノ
[没]2014.1.20. ボローニャ
イタリアの指揮者。ミラノの音楽家の家系に生まれ,家庭教師について音楽を学ぶ。16歳でジュゼッペ・ベルディ音楽院に入学し,ピアノ,作曲および指揮法を習得。さらにシエナのキジアーナ学院で指揮法を学んだのちウィーン音楽院に留学し,ハンス・スワロフスキーに師事する。1958年にクーセビツキー賞(→クーセビツキー),1963年にディミトリ・ミトロプーロス指揮賞(→ミトロプーロス)を受賞。1965年ハレ管弦楽団を指揮してイギリスデビューを果たす。1968年にミラノのスカラ座の首席指揮者に就任,1972年音楽監督,1977年芸術監督となり,オペラ愛好者の裾野を広げることに貢献した。1971年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者,1979~88年ロンドン交響楽団の首席指揮者,1986~91年ウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めた。1990年ヘルベルト・フォン・カラヤンの後継としてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者・芸術監督に就任し,2002年まで務めた。当初ドイツ音楽を得意としていたが,のちにイタリアのジョアッキーノ・アントニオ・ロッシーニやジュゼッペ・フォルトゥニノ・フランチェスコ・ベルディの曲などレパートリーを広げた。2003年高松宮殿下記念世界文化賞を受賞した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

アバド

イタリアの指揮者。アッバードとも。ミラノの音楽一家に生まれ,同地の音楽院とウィーンで学ぶ。1965年,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を振ってザルツブルク音楽祭にデビュー。1968年ミラノのスカラ座管弦楽団の首席指揮者となり1977年−1980年芸術監督。ロンドン交響楽団,ウィーン国立歌劇場の音楽監督などを経て,1990年にはカラヤンの後を受けベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督に就任。幅広いレパートリーを誇り,イタリア,ドイツ,オーストリアの音楽のほかムソルグスキーなどのロシア音楽に深い関心を寄せ,ストラビンスキーベルクからリゲティノーノに至る20世紀の作品にも鋭い分析力が光る。1973年にウィーン・フィルと初来日。→ポリーニ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

アバド【Claudio Abbado】

1933~ ) イタリアの指揮者。1989年ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者・芸術監督に就任。古典から現代まで幅広いレパートリーをもつ。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

今日のキーワード

鑑定留置

被疑者・被告人が精神障害などで刑事責任能力を問えない可能性がある場合に、精神・心身の状態を鑑定するため、被疑者・被告人を病院などの施設に留置すること。捜査機関が裁判所に請求し、認められた場合に、期限を...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

アバドの関連情報