デジタル大辞泉
「アラウ」の意味・読み・例文・類語
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アラウ
チリ生れのピアノ奏者。幼くして無類の天分をみせ5歳でデビュー。サンティアゴの音楽院で学んだのちベルリンに留学し,リストの高弟M.クラウゼに師事。1914年ベルリンで正式デビューした。1924年―1940年母校シュテルン音楽院の教授を務め,1940年サンティアゴにピアノ学院を設立。1979年米国市民権を取得。ラテン的な輝かしい音色とドイツ的構築性を合わせ持ち,ベートーベンやロマン派に名演を聴かせた。ベートーベンのピアノ・ソナタ全集の校訂も手がけている。1965年に初来日。
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アラウ
あらう
Claudio Arrau
(1903―1991)
チリのピアノ奏者。少年時代チリ政府の援助を得てベルリンに留学、リストの直系マルティン・クラウゼに学ぶ。1927年ジュネーブ国際コンクールに優勝後、世界各地で活発な演奏活動を行う。1965年(昭和40)初来日。初めシューマン、リスト、ショパンなどロマン派の作品を得意にしていたが、第二次世界大戦後はベートーベン弾きとしても名を高めた。風格を感じさせる大家である。
[岩井宏之]
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アラウ
Arrau, Claudio
[生]1903.2.6. チーヤリン
[没]1991.6.9. ミュルツツーシュラーク
南アメリカ,チリのピアノ奏者。5歳で演奏を始め,7歳でチリ政府から派遣されてベルリンで学ぶ。 1927年ジュネーブ国際コンクールに優勝。 40年までベルリンに居住したあとアメリカに移る。 65年来日。
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