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アラスカ地震 アラスカじしんAlaska earthquake of 1964

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アラスカ地震
アラスカじしん
Alaska earthquake of 1964

1964年3月27日,アメリカ合衆国アラスカ州中南部で発生した地震マグニチュードM)はリヒタースケール(→リヒター)で 9.2。地震で放出されたエネルギーは 1906年のサンフランシスコ地震の少なくとも 2倍とみられ,ほぼ 130万km2にわたってゆれが感知された。アラスカ州は人口密度が低いため死者数は 131人にとどまったが,物的損害は甚大だった。地震の影響で,少なくとも広さ 12万km2に及ぶ地盤が傾いた。コディアク島からプリンスウィリアム湾の西側を通って北東に伸びる線の東側では局所的に地盤が最大で 25m隆起し,西側では最大で 2.5m沈下した。海底地すべりと津波によって沿岸地域は広範囲にわたって被害を受け,カリフォルニア州のクレセントシティーにも津波の被害が及んだ。余震が数万回も発生したことから,北太平洋プレートの沈み込み帯に沿って約 1000kmにわたり断層運動(→断層)が起こったと考えられた。

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デジタル大辞泉の解説

アラスカ‐じしん〔‐ヂシン〕【アラスカ地震】

アラスカ周辺で多発する地震。この地域では太平洋プレートが北アメリカプレートの下に潜り込むことによって地震が多く発生する。1964年3月27日にはマグニチュード9.2の地震が発生し、被害域は13万平方キロメートルに及んだ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アラスカ地震
あらすかじしん

北アメリカ大陸のアラスカ周辺でおきる地震。この地域は世界でも有数の地震発生域で、巨大地震が多発する。この地域の巨大地震は、海洋プレートの沈み込みに伴い発生する逆断層型で、地震断層はきわめて大きく、津波を伴うことが特徴である。
 1964年3月28日のアラスカ地震はマグニチュード(M)9.2と格段に規模が大きく、破壊継続時間も3~4分と長く、被害域は13万平方キロメートルに及んだ。地震動、地殻変動、大津波などによる損害は3億ドルと推定されている。休日の夕方に発生したため死傷者は少なかったが、アメリカのアラスカ州では死者115人を数えた。[脇田 宏]

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