アラスカ州(読み)アラスカ(その他表記)Alaska

翻訳|Alaska

デジタル大辞泉 「アラスカ州」の意味・読み・例文・類語

アラスカ(Alaska)

北アメリカ大陸北西端にある米国の州。州都ジュノー。もとロシア領で、1867年に買収、1959年に49番目の州となる。面積は50州中最大。→アメリカ合衆国補説

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アラスカ州」の意味・わかりやすい解説

アラスカ〔州〕
アラスカ
Alaska

北アメリカの北西端にあるアメリカ合衆国最大の州。州都はジュノー。北は北極海,西はベーリング海,南は太平洋に面し,東はカナダユーコン准州ブリティシュコロンビア州に接している。南部はアラスカ山脈が走り,その中部にあるデナリマッキンレー山。6190m)は北アメリカ大陸の最高峰である。北部にはブルックス山脈が東西に走り,州の中央部をユーコン川が東から西へ貫流する。州の約 3分の1は北極圏内にあり,平地でも地下には永久凍結層があり,夏は一面の湿原となるツンドラ地帯である。南部は比較的温暖だが,内陸は寒冷な大陸性気候である。1741年にビトゥス・J.ベーリングが探検,1784年にロシア人が入植した。1867年にアメリカがロシアから買収し,1912年に准州,1959年に第49番目の州となった。この間の 1861年以後各地に金鉱が発見され,ゴールド・ラッシュを引き起こした。今日,石油と天然ガスが経済の大部分を支え,金,銀,銅なども産出する。漁業が盛んで,近海および河川ではサケ,オヒョウなどの漁獲が多い。林業も重要で,パルプ製紙などの工業も行なわれる。南岸部の都市は,カナダを経由してアメリカ各地とアラスカンハイウェーで結ばれている。国立公園や自然保護区が広い面積を占め,氷河や野生動物の宝庫で,観光客も多い。沿岸部にはエスキモーが住み,アリューシャン列島にはアレウト人がいる。面積 172万3337km2人口 73万6732(2014推計)。

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