デジタル大辞泉
「アラスカ山脈」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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アラスカ山脈
あらすかさんみゃく
Alaska Range
北アメリカ北西部、アラスカ湾の海岸線と平行の弧を描いて発達するアラスカの主要な山脈。東はカナダのコースト山地に、西はアラスカ半島を経てアリューシャン列島に続き、アラスカではもっとも若い山脈の一つである。長さ約1000キロメートル。幅はカナダ国境付近で50キロメートル程度だが、西にいくほど広くなり、主峰マッキンリー山(6194メートル。2015年デナリに名称変更)付近で約200キロメートルとなる。氷河の発達が著しく、とくに南側には長大なものがある。アラスカの脊梁(せきりょう)をなすが、太平洋側とベーリング海側に水系を分ける分水界はおおむね主脈よりも南側にある。とくに東部の主要な6本の河川はいずれも主脈の南側に発し、主脈を北へ横切ってユーコン川に合する。これは山脈形成以前の水系パターンを継承したためと考えられている。
[鶴見英策]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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アラスカ[山脈]
Alaska Range
アメリカ合衆国アラスカ州南部の山脈。アラスカ半島の基部から650kmにわたって弧状に延び,カナダ西岸部の海岸山地へと連なる。氷河が多くみられる。中央部をアラスカ鉄道が南北に横切り,フェアバンクスとアンカレジを結び,シューアドに至る。北アメリカの最高峰マッキンリー山(6194m)をはじめフォレーカー,ハンター,ヘーズなどの高峰がそびえる。
執筆者:矢ヶ崎 典隆
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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アラスカ山脈
アラスカさんみゃく
Alaska Range
北アメリカ大陸の北西部に突出したアメリカ合衆国アラスカ州の南半を占める弧状山脈。アリューシャン山脈からカナダのユーコン准州の境界まで約 650kmにわたって弧状に延び,北側にユーコン川とクスコクウィム川が流れる。三つの山系に分かれているが,どの山系にも氷河が残っている。多くの活火山があり,北アメリカ最高峰のデナリ(マッキンレー山。6190m),フォラカー山(5304m),ハンター山,ヘーズ山を含む。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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