アルコールを含む飲料、いわゆる酒類のこと。酒税法では1%(1度)以上のアルコールを含む飲料を酒類といい、自由に製造したり販売することを禁じている。同法で酒類は、清酒、合成清酒、しょうちゅう(焼酎)、みりん、ビール、果実酒類(果実酒と甘味果実酒)、ウイスキー類(ウイスキーとブランデー)、スピリッツ類、リキュール類、雑酒の10種類に分類され、税率と、品目が定められている。なお、かつては清酒など一部に特級、1級など級別が定められていたが、1989年(平成1)以降廃止された。
製法上では醸造酒、蒸留酒、混成酒の3種に分けられる。
[秋山裕一]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…飲料はアルコール飲料と非アルコール飲料に大きく分類され,これらの製造業を飲料工業という。アルコール飲料すなわち酒類は清酒,ビール,ウィスキー,ブドウ酒などがおもなもので,非アルコール飲料には炭酸飲料,果実飲料,濃厚乳酸飲料などの清涼飲料のほか,コーヒー,紅茶,緑茶などが含まれ,その裾野は広い。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」