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アルマジロ アルマジロ Dasypodidae; armadillo

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルマジロ
アルマジロ
Dasypodidae; armadillo

貧歯目アルマジロ科の動物の総称。約 20種から成る。体長 13~100cm。体の背面は鎧 (よろい) のような甲板に包まれている。腹部を内側にして完全に丸くなって敵から身を守ることができる種もある。

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デジタル大辞泉の解説

アルマジロ(armadillo)

貧歯目アルマジロ科の哺乳類の総称。背面は骨質の甲羅で覆われ、前肢に丈夫な爪をもつ。歯はあるが不完全で、主に昆虫を食べる。ミツオビアルマジロなど20種以上が中南米に分布。よろいねずみ

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百科事典マイペディアの解説

アルマジロ

キュウヨ,ヨロイネズミとも。貧歯目アルマジロ科の総称。背面に骨質の甲をもつ唯一の現生哺乳(ほにゅう)類。夜行性で昆虫,トカゲ,果実などを食べる。ミツオビアルマジロ(体長約30cm)はブラジル北東部の草原にすみ,敵に会うと球状に丸まる。
→関連項目チャランゴ

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世界大百科事典 第2版の解説

アルマジロ【armadillo】

キュウヨ(狳)ともいう。貧歯目アルマジロ科Dasypodidaeの哺乳類の総称。一見カメの甲に似るが,帯状の甲によって体の背側のほとんど全面を覆う独特の姿をしており,他の動物から一見して区別できる。北アメリカ南部から中央アメリカ,チリ,アルゼンチンウルグアイサバンナパンパに約20種が生息する。 アルマジロの甲は表層の角質部と内層の骨質部の2層からなる多角形の小さな板が多数並んだもので,肩部と腰部をつくる甲の間には帯状の甲が2~13本並ぶ。

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大辞林 第三版の解説

アルマジロ【armadillo】

貧歯目アルマジロ科の哺乳類の総称。体長20~100センチメートル。体は真皮からできた骨質の小角板でおおわれ、前肢には丈夫な爪があり、土を掘るのに適する。歯はエナメル質を欠く。ミツオビアルマジロは完全な球状に体を丸めて、外敵から身を守る。夜行性で小動物や植物質、死肉を食べる。北アメリカ南部から南アメリカに分布。ヨロイネズミ。犰狳きゆうよ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アルマジロ
あるまじろ
armadillo

哺乳(ほにゅう)綱貧歯目アルマジロ科に属する動物の総称。同科Dasipodidaeの仲間は、貧歯目の他科(アリクイ科、ナマケモノ科)より歯が発達し、上あごに7~26対、下あごに7~24対あるが、歯根はなくエナメル質を欠き、不換性である。体が骨質の甲らで覆われている唯一の哺乳動物である。甲らは肩甲と腰甲に分かれ、この間に7~10枚の横帯のあるアルマジロ亜科と、1枚の背甲と臀(でん)甲に分けられるヒメアルマジロ亜科とに大別される。北アメリカから南アメリカのパタゴニアにかけ、ケナガアルマジロ属3種、ムツオビアルマジロ属1種、ピチアルマジロ属1種、オオアルマジロ属1種、スベオアルマジロ属4種、ミツオビアルマジロ属2種、ココノオビアルマジロ属6種、ヒメアルマジロ属2種の8属20種が知られている。大きなものではオオアルマジロPriodontes giganteusのように体長75~100センチメートル、体重30~60キログラムに達する種から、ヒメアルマジロChlamyphorus truncatusのように体長12~15センチメートル、体重80~100グラムほどのものまでみられる。
 乾燥した草原や森林におもに単独ですみ、雑食性でアリや昆虫、ミミズ、爬虫(はちゅう)類などのほかに草の根、動物の死体なども食べる。夜行性で日中は地下に穴を掘って過ごすこともあり、ココノオビアルマジロDasypus novemcinctusでは地下に長さ0.6~3.6メートルの穴を掘る。一般に穴を掘ることが巧みで、敵に襲われると穴を掘って逃げるが、ミツオビアルマジロTolypeutus tricinctusでは頭甲、肩甲、横帯、腰甲、尾を外に出し、完全な球状になって身を守る。泳ぐこともでき、ココノオビアルマジロでは6分間も水中に潜っていたことが観察されている。普通は冬眠することがないといわれているが、小形のピチアルマジロChlamyphorus truncatusでは冬眠することがあるという。繁殖は1産4~8子であるが、卵(らん)の発生は特異なもので、ココノオビアルマジロの場合、受精する卵は一つで、ごく初期に4個の胚(はい)に分かれ4頭が出産する。すなわち、生まれた子は一卵性の四つ子ということになる。
 アルマジロは古くはキュウヨ()またはヨロイネズミ(鎧鼠)といったが、今日では使用されていない。[齋藤 勝]

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世界大百科事典内のアルマジロの言及

【甲】より

…皮膚の下の骨板では皮骨の部分が退縮しているうえ体側にはなんの骨格もないので,他のカメのような箱型の外骨格をなしていない。 哺乳類で甲といえるものはアルマジロに見られる。アルマジロの装甲は鱗状の角質の外被の下に皮骨の芯を備えたもので,ワニのうろこと構造が似ている。…

【チャランゴ】より

…通常5組の複弦を張り,一般のギターより音高が高い。木製のこともあるが,小動物アルマジロ(原地名キルキンチョ)の硬い甲羅をそのまま楽器の胴体(背面)として用いたものが多く,このことが外見上の最も顕著な特色となっている。ただし表面板のみはつねに薄い木材で作られる。…

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