アロメトリー(その他表記)allometry

デジタル大辞泉 「アロメトリー」の意味・読み・例文・類語

アロメトリー(allometry)

生物の体の大きさによらず、部分どうし、または部分と全体の大きさや重量、生理学的な諸量(代謝量寿命など)との間にみられる量的関係体格相似とみなせるならば、一般的に体表面積体重の3分の2乗、代謝量は体重の3分の4乗に比例することなどが知られている。相対成長

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最新 地学事典 「アロメトリー」の解説

アロメトリー

allometry

生物の個体発生における全体の大きさと部分の大きさの関係が,指数関数として近似的に表すことができること。相対成長とほぼ同義語。このことは,古くはガリレオが骨の長さと幅の関係に見いだしていたが,J.S.Huxley(1932)によりybxa(アロメトリーの方程式)と定式化された。xは部分の大きさ,yは他の部分または全体の大きさ,aは初成長指数,b平衡定数a=1の場合は比例成長することから等成長としてアロメトリーから除外する。アロメトリーの成因は,生物の機械的適応の結果と生態的諸条件によって規定される。例えば脳重量と体重のアロメトリー的関係は生物種に固有のものである。同一系統におけるアロメトリーの相違(アロメトロン,allometron)は,種の相違や変化を表す指標となる。また,S.J.Gould(1966)は異時性論(ヘテロクロニー)の算出にアロメトリーを使用。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アロメトリー」の意味・わかりやすい解説

アロメトリー
allometry

動物相対成長に基づく生物体全体と部分,部分と部分の非比例的成長を示す事実をいう。 G.テシエ (1931) ,H.ハクスリー (32) によりそれぞれ独立に提唱された。アンモナイトなど化石動物研究にも活用される。

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世界大百科事典(旧版)内のアロメトリーの言及

【相対成長】より

…成長における形態の変化を表すもので,D.W.トムソンの著書《生長と形Growth and Form》(1917)に端を発し,イギリスのJ.S.ハクスリーとフランスのテシエG.Teissier(1900‐72)によって一般化された。前者は不等成長heterogony,後者は不調和成長disharmonic growthの語を用いたが,後にアロメトリーallometry(異調律,相対成長)に統一された。成長系の二つの部分の大きさxyの関係は経験的に,ybxαの式で表されることを,両者が独立に見いだした。…

※「アロメトリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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