アンヒューマ(英語表記)Amphiuma means; congo eel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アンヒューマ
Amphiuma means; congo eel

サンショウウオ目アンヒューマ科。別名コンゴーイール。体長 60~75cm。体形からウナギヘビによくまちがえられるが,縮小した四肢をもつ。一生水中で生活し,水生昆虫類,甲殻類魚類などを捕食する。しかし産卵期には上陸して,ひも状につながった 50~150個の卵を石の下などの湿った土の上に産みつける。北アメリカ南東部に分布する。

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世界大百科事典 第2版の解説

アンヒューマ【amphiuma】

アンヒューマ科Amphiumidaeの原始的な両生類で,コンゴウナギCongo eelの別名で呼ばれる有尾類の総称およびその1種を指す。1属3種だけで1科を構成し,アメリカ合衆国南東部限のられた地域に分布する。種によって後肢の指の数が異なり,アンヒューマAmphiuma means(イラスト)は2本,ミツユビアンヒューマA.tridactylumが3本,ヒトツユビアンヒューマA.pholeterが1本である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アンヒューマ
あんひゅーま
amphiumaCongo eel
[学]Amphiuma means

両生綱有尾目アンヒューマ科の動物。水中性で、アメリカ合衆国南東部の池、溝、河川に生息する。全長30~75センチメートル。体は細長く四肢がきわめて小さいため、外形はウナギに似る。指は各肢に2本。変態時にえらは消失するが、鰓孔(さいこう)があることや、まぶたのない点で幼生の特徴を残している。背面は暗褐色ないし黒色。腹面は暗灰色。水底の泥の中や石の間に隠れ、近寄ってきた魚やザリガニなどを捕食する。性質は荒く、人をかむこともある。水辺の倒木や石の下の浅いくぼみに数珠(じゅず)状の卵嚢(らんのう)を産み、雌が保護する。アンヒューマ科は1属3種よりなり、すべてアメリカ合衆国に産する。[倉本 満]

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世界大百科事典内のアンヒューマの言及

【ネオテニー】より

…つまり原産地のものは幼生形すなわちネオテニー形であり,これに甲状腺ホルモンを補給すると変態が起こる。サンショウウオおよびイモリの仲間(有尾両生類)には終生えらをもつなど幼生的な形態を示す種がいろいろある(いずれも北アメリカ産でテキサスホライモリTyphlomolge rathbuni,マッドパピーNecturus,えらを体内にもつアンヒューマAmphiuma means)。これらはネオテニー形が固定したものと解釈することもできる。…

※「アンヒューマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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