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イヌビユ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イヌビユ
いぬびゆ / 犬
[学]Amaranthus lividus L.

ヒユ科の一年草。茎は高さ30センチメートルで紅色を帯び、基部からよく分枝し、無毛。葉は互生し長い柄があり、菱(ひし)状卵形で先端が著しくへこみ、長さ1~5センチメートル。夏秋のころ、緑色を帯びた花が葉腋(ようえき)に集まるか、または枝先に3~5センチメートルの穂をなしてつく。包葉は卵形で先端がとがり、膜質で花被(かひ)より短い。花被は3枚でへら形、胞果は花被片より長く、わずかにしわがあり、裂開せず、種子は黒色で光沢があり、レンズ状。世界中に広く分布し、日本へは江戸時代に帰化し、道端や畑など日当りのよい所に生え、雑草化している。若葉は食用となる。[小林純子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のイヌビユの言及

【ヒユ】より

…日本には野生種はないが,10種以上が帰化している。中でもアオゲイトウA.retroflexus L.(英名pigweed),ホソアオゲイトウA.patulus Bertoloui(イラスト),ホナガイヌビユA.viridis L.,イヌビユA.lividus L.(イラスト)の4種は日本全土に広がっており,市街地の荒地に普通に見られる。これら4種は熱帯アメリカ原産といわれているが,現在では汎(はん)世界的に広がっており,本来の分布域は正確にはわからない。…

※「イヌビユ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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