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イラーセク

百科事典マイペディアの解説

イラーセク

チェコの小説家,劇作家。プラハで歴史を学んだのち高校教師をしながら著作。ヤン・フスの運動を題材とした三部作,17―18世紀のチェコ民族抑圧を描いた《暗黒》(1916年),19世紀初頭を扱った《F.L.ベック》など愛国の熱情に貫かれた歴史小説が多い。

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世界大百科事典 第2版の解説

イラーセク【Alois Jirásek】

1851‐1930
チェコの散文作家,劇作家。チェコの歴史長編小説の創始者。チェコの歴史の民主的伝統,人民の力を主として描き,広い読者層を対象とする国民文学を築き上げた。《ヤン・フス》(1911),《ヤン・ジシュカ》(1903)などの劇作品,《狗頭(くとう)族》(1884),《暗黒》(1916),《すべてに抗(あらが)って》(1903)などの長編作品によりチェコスロバキア国民に民主的伝統の歴史を広めた。【千野 栄一

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イラーセク
いらーせく
Alois Jirsek
(1851―1930)

チェコスロバキアの作家。プラハの大学で歴史を学んだのち、教師をしながら創作活動を続け、リアリズムを基調とする歴史小説や史劇を多数発表した。フス派の運動など各地の史実や伝説を題材として、民族独立の精神を鼓吹するものが多く、文体も簡潔で、代表的国民文学作家である。おもな作品は、長編『犬頭旗の一族』(1886)、『チェコの古伝説』(1894)、劇『ヤン・フス』(1911)など。[飯島 周]

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世界大百科事典内のイラーセクの言及

【チェコスロバキア】より

…1918年から92年まで続いた中欧の共和国。国名通称はチェコ語,スロバキア語ともČeskoslovensko。1920‐38年,1945‐60年の正式国名は〈チェコスロバキア共和国Českoslovká republika〉。1948年以後は社会主義体制をとり,60年からの正式国名は〈チェコスロバキア社会主義共和国Československá Socialistická republika〉。1969年よりチェコ社会主義共和国とスロバキア社会主義共和国の連邦制に移行したが,89年の〈東欧革命〉の進行過程で両共和国で連邦制の見直しが図られ,正式国名を〈チェコおよびスロバキア連邦共和国Česká a Slovenská Federativní Republika〉に変更した。…

※「イラーセク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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