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インテルサット

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

インテルサット

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世界大百科事典 第2版の解説

インテルサット【INTELSAT】

国際電気通信衛星機構International Telecommunications Satellite Organizationの略称。1973年に発効した〈国際電気通信衛星機構に関する協定〉によって設立された国際機関である。衛星を利用して電信,電話,テレビ伝送等の電気通信業務を広く国際的に提供するため,通信衛星システムの宇宙部分の企画,開発,設定,運用等の推進を主たる目的とし,締約国総会,署名当事者総会,理事会および事務局により構成されている。

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大辞林 第三版の解説

インテルサット【INTELSAT】

国際電気通信衛星機構。通信衛星の開発・打ち上げ・利用を目的に、1964年設立された組織。また、同組織の通信衛星名。2001年改組され、同名の私企業となる。

インテルサット【INTELSAT】

〖International Telecommunications Satellite Organization〗

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

インテルサット
INTELSAT; International Telecommunications Satellite Organization

国際電気通信衛星機構。全世界に商業ベースで宇宙通信サービスを提供するため 1964年の暫定協定で誕生,翌年に最初の衛星を打上げたが,71年に政府間のインテルサット恒久協定と通信事業者 (出資者) 間の運用協定が成立し,翌年に正式に発足した。事務局は当初よりワシントン D.C.に所在。国際電気通信連合の加盟国のみが加入できる。この機構は,締約国総会 (2年ごとに開催) を最高機関とし,運用協定の署名者総会 (年次開催) ,およびこれが任命する理事会をもつ。日本の当該署名者は国際電信電話株式会社である。 91年には神戸で第 21回署名者総会が開催された。 99年現在,143ヵ国と地域が加盟している。

インテルサット
Intelsat

国際電気通信衛星機構 (インテルサット) が打上げている商業通信衛星。I号は 1965年4月大西洋の赤道上の静止軌道に乗った。出力 10W,電話 240回線,テレビ1回線の中継が可能。設計寿命 1.5年。 67年1月に II号Bが太平洋上に静止。出力 25W,電話 240回線,テレビ1回線,設計寿命 3.5~5年。 67年3月に II号Cが大西洋上で静止。同年9月に II号Dが太平洋上で静止。 II号系の打上げで,アメリカ-オーストラリア,日本-アメリカ,アメリカ-極東間の通信が可能になった。 II号系を改良した 68年 12月の III号Bは大西洋上に静止。出力 100W,電話 1200回線,テレビ4回線で,設計寿命は 10年と II号系の2倍の能力をもち,69年2月の III号Cはインド洋上に,70年1月の III号Fは大西洋上の静止軌道にそれぞれ乗った。 71年1月に打上げられた IV号Aは出力 3000W,電話約 9000回線,カラーテレビ 12回線と,III号系のほぼ7倍に能力が飛躍し,70年代の国際通信をになっていた。 80年代も国際通信衛星分野を独占していたが,90年代に入って通信の自由化により,「アジアサット」や「アラブサット」などの新規参入が始っている。インテルサットは IX号系を次期主力衛星としている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

インテルサット
いんてるさっと
Intelsat, Ltd.

全世界をカバーする通信衛星システムを使用した衛星通信サービスを提供する民間の通信事業者。また、このサービスに用いられる衛星通信システム、および衛星通信回線を提供する静止衛星のことをもさす。前身は非営利の国際機関INTELSAT(インテルサット)(International Telecommunications Satellite Organization=旧、国際電気通信衛星機構)であるが、2001年7月に事業部門が分離され、民間会社として再編成された。
 前身のINTELSATは、全世界をカバーする通信衛星システムの完成を目標として、アメリカが世界各国に協力を呼びかけ、1964年に、アメリカ、日本、オーストラリア、ヨーロッパ諸国など11か国が参加し、暫定的制度として国際協力体制を発足させた。1965年にはアーリーバード(1型衛星)による通信衛星の商用実験に成功し、2型衛星を経て(1966~1967年)、1968年には3型衛星の打上げに入り、グローバル衛星システムを完成した。1971年から4型衛星が打ち上げられ、1973年には48か国がインテルサット衛星を利用するようになった。INTELSATの恒久化については、数回にわたる準備委員会、全体会議ののち、1973年に「国際電気通信衛星機構(INTELSAT)に関する協定」が発効し恒久的な組織となった。
 その後、民間企業による通信衛星システムの運用や急速な技術革新、競争激化など、商業衛星通信サービスを取り巻く環境が変化したことを考慮し、1998年11月に映像を中心としたサービスを提供する子会社ニュー・スカイズ・サテライツ社が設立され、現用衛星5機と建造中衛星1機を含む資産を子会社に移管。INTELSAT本体は音声・データ通信などの基本サービスを取り扱うことになった。さらに2000年11月には事業部門を民間会社に移管することが決定され、2001年7月、民間会社としてのインテルサットIntelsat, Ltd.が発足、軌道位置を含む通信衛星システムや「インテルサット」のブランドが事業会社に移管された。また、2006年、北米や中南米で直接放送衛星(DTH)サービスや企業向け通信サービス等を提供する民間の衛星通信事業者パンナムサット社PanAmSat Holding Corporationを買収し、50機以上の通信衛星を保有、運用する世界最大の衛星通信事業者となった。[高橋陽一]

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世界大百科事典内のインテルサットの言及

【宇宙開発】より

…さらに改善された通信衛星はこれを静止衛星軌道にのせて,つねに地上との位置関係を同じに保ち,あたかも地球上の上空に固定した中継局のように利用するものである。NASA(ナサ)のシンコム3号(1964)がこの種の衛星の先駆けとなり,現在ではインテルサットという国際組織による同名の通信衛星の運用が行われ,国際通信の一端を担っている。このほか,ロシアは高緯度の領土に適した楕円軌道のモルニア型衛星を用いて国内通信に供している。…

【国際通信】より

…最初の大洋横断光ファイバーケーブルは1988年に大西洋で実現され,翌89年には太平洋にも導入された。 商業用通信衛星は,インテルサットが需要予測に基づいて計画的に打上げを行っており,加盟国は1997年11月現在で142ヵ国,北極および南極地域を除く全世界200以上の国および地域にグローバルな通信サービスを提供している。現在使用中のインテルサット衛星は表に示すV‐A号,VI号,VII号,およびVIII号というシリーズ名で呼ばれる衛星が25機利用されている。…

【通信衛星】より

…また高度が高くカバーできる領域が広いので,最低3個あれば世界衛星通信網が構築できる。インテルサットは,1964年以来,大西洋,インド洋,太平洋上におのおのいくつかの静止衛星を打ち上げて電話やTVの国際通信回線を提供してきた。その衛星は,しだいに大型で大容量になっており,80年から用いているインテルサットV号は,1個で電話1万2500回線,テレビ2回線を中継できる。…

【電気通信】より

…1個の静止衛星は地球表面のほぼ1/3をカバーすることができ,したがって赤道上空の3ヵ所に打ち上げた静止衛星で全世界がほぼカバーされる。国際電気通信衛星機構インテルサットの管理するインテルサット衛星は,現在大西洋,インド洋,太平洋の3ヵ所に打ち上げられている。65年に打ち上げられたインテルサット1号系の通信衛星が商用通信衛星の最初であるが,国際通信需要の増大とともにしだいに大型化され,現在のインテルサット6号系の衛星は48台のトランスポンダー(中継装置)を搭載し,電話換算6万8000回線とテレビ2回線分の伝送容量をもつに至っている。…

※「インテルサット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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