ウルク文化(読み)ウルクぶんか

百科事典マイペディアの解説

ウルク文化【ウルクぶんか】

メソポタミア南部におけるシュメール文明最大の都市遺跡であるウルクUrukのエアンナ地区14層〜6層(ウルク期)を標準とする前5千年紀後半〜前4千年紀中ごろの文化。赤色・灰色磨研土器やろくろ製の刻文・無文土器,武器・容器などの金属製品の盛行,円筒印章の出現が特徴。モザイク円柱神殿,階段状の基壇をもつ聖塔・ジッグラト,白神殿など装麗・巨大な神殿が出現し,先行するウバイド文化より発展した都市が形成される。
→関連項目テル・サラサート粘土板文書

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世界大百科事典 第2版の解説

ウルクぶんか【ウルク文化】

南メソポタミアにおいてウバイド期(ウバイド文化)に続く前5千年紀後半から前4千年紀中ごろまでの文化。シュメール都市ウルクの中心にあるエアンナEanna地区のXIV~IV層を標式とする。ウルクは1辺約2.5kmの不整方形の城壁で囲まれ,神殿や宮殿などの建造物,個人の家,墓地と田園がそれぞれ3分の1を占めていたと推測される。シュメール王名表に5回登場し,その第1王朝5代目には英雄叙事詩で有名なギルガメシュが王としてみえる。

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