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エクセドラ exedra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エクセドラ
exedra

建築用語。本来は脇につけられた座席の意。古代では住居の談話室,ヘレニズム神殿の中庭や公共建築として用いられたバシリカの端部に半円形に突き出した部分をさし,そこに腰掛が配されたことからこの名称が生れた。後者は中世キリスト教聖堂のアプス原形とされる。ルネサンス後期からマニエリスム期にかけては,庭園の末端にも配された。

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デジタル大辞泉の解説

エクセドラ(〈ラテン〉exedra)

散歩者の休息用などに設けた半円形の階段状座席。
ギリシャ・ローマ時代に、列柱廊内部に三方にめぐらした壁に沿ってベンチを配した部屋。
初期キリスト教教会堂東端部の、半円形の高位聖職者席。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

エクセドラ【exedra】

本来は,古代ギリシア・ローマ建築で,室内の一隅,ないし庭に面して外に張り出した部分などにおかれる談話席,ややおくれて教会堂内陣の聖職者席を指したが,ルネサンス以後,とくに大きく半円形にくぼんだ壁面,ニッチの巨大なものを指すようになった。こうした巨大なニッチは,帝政期ローマのバシリカやフォルムなどに見られ,内部空間に方向性を与える手法であったと思われるが,近世ヨーロッパの建築家たちはエクセドラに儀式的,演劇的な特質を見いだし,壮大な都市空間の演出のために用いた。

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