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エリダヌス座 エリダヌスざEridanus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エリダヌス座
エリダヌスざ
Eridanus

1月中旬の宵に南中する南天の星座。概略位置は赤経 3時50分,赤緯-30°。オリオン座のリゲル近くから 3等以下の星が南に向かって並び,赤緯-60°近くにある主星アケルナーにいたる。アケルナーはアラビア語の「川の尽きるところ」の意味で,全天最輝星の一つであるが,日本の本州からは見えない。この星は光度 0.5等,スペクトル型 B3の準巨星で太陽の 650倍の明るさをもち,地球から約 140光年の距離にある。o2星は地球から 16.3光年にある三重連星で,光度 4.42等,スペクトル型 K1の黄色の主系列星の周囲を 9.5等の白色矮星と 11.1等のスペクトル型 M4の赤色矮星が回っている。ε星は 10.7光年の距離にあり,惑星系の存在の可能性がある近距離恒星の代表として,くじら座τ星とともにオズマ計画の観測対象に選ばれた。エリダヌス座の名はティコ・ブラーエの星表に載っており,エリダヌスとはギリシアの川の神またはイタリアのポー川の古代の名である。

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デジタル大辞泉の解説

エリダヌス‐ざ【エリダヌス座】

南天の星座の一。オリオン座リゲル付近から南西に細長く伸びる。1月中旬の午後8時ごろ南中するが、南端にあるα(アルファ)星アケルナルは鹿児島以南でないと見えない。ギリシャ神話にみえる川の名に由来する。学名〈ラテン〉Eridanus

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百科事典マイペディアの解説

エリダヌス座【エリダヌスざ】

1月中旬の夕方,オリオン座の東から南の地平線まで伸びる長い星座。α星アケルナルは日本から見えない。エリダヌスはギリシア神話の大河。

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世界大百科事典 第2版の解説

エリダヌスざ【エリダヌス座 Eridanus】

略号Eri。オリオン座の南西に連なる細長い星座。エリダノスĒridanosはギリシアの川の神の名であるが,エジプトではナイル川,バビロニアではユーフラテス川,ローマではポー川と,身近にある大河になぞらえている。α星アケルナルはこの星座の南端にあるが,川の果てという意味で,日本の本州からは見えない。β星はオリオン座のリゲルのそばにある。この星はクルサ(前の足台の意)と呼ばれるが,名まえが示すようにλ星,ψ星とともに以前はオリオン座に入れられていた。

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大辞林 第三版の解説

エリダヌスざ【エリダヌス座】

オリオン座のリゲル付近に発し、アケルナルに至る長大な星座。一月中旬の宵に南中。 〔エリダヌスは、アポロンの子が父の日輪の車を駆って転落した川の名〕

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エリダヌス座
えりだぬすざ

冬の宵、オリオン座の足元の1等星、β(ベータ)星リゲルのすぐ西に源を発し、うねうねと西東に蛇行しながら赤緯マイナス58度まで南下するありさまを大きな河(エリダヌス川)になぞらえた星座。暗い星ばかりで、しかも南に低いので全景はたどりにくいが、南の端に1等星アケルナル(川の果ての意)が輝いているのが目安となる。ただし日本では、このアケルナルは鹿児島県以南でないと見るのはむずかしい。エリダヌス川はギリシア神話では、大神ゼウスの雷に打たれたファエトンが落ちて死んだ川とされている。[藤井 旭]
『藤井旭著『秋・冬星座図鑑――もっと知りたい秋・冬の星座』(2002・偕成社) ▽藤井旭著『星座大全――冬の星座』(2003・作品社)』

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