巨星に準ずる星、すなわち巨星よりは暗いが矮星(わいせい)(主系列星)よりは明るい星(恒星)で、HR図上で主系列星の上側に位置している。光度階級はⅣと分類され、スペクトル型はF型からK型のものが多い。このような準巨星の存在は、球状星団や年齢の古い散開星団のHR図において、晩期型の主系列星から赤色巨星を結ぶ領域にみられる。
進化の過程でみると、これらの星は長く滞在した主系列から巨星に進化する途上のもので、中心での水素核融合反応が終わりつつある段階と考えられる。また、おうし座T型星など主系列に向かって収縮していく段階の準巨星も少数存在する。いずれにしても、準巨星の期間はそう長くはなく、実在の星の数も多くない。こいぬ座のプロキオンはF型の準巨星である。
[前原英夫]
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