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エンケラドゥス Enceladus

デジタル大辞泉の解説

エンケラドゥス(Enceladus)

土星の第2衛星。1789年にF=W=ハーシェルが発見。名の由来はギリシャ神話の巨人。表面を覆う氷にひび割れ状の地形があり、その地下から氷が供給されて新たな地表となるプレートテクトニクスのような現象が見られる。水蒸気を主成分とした大気がわずかにある。直径は約500キロ(地球のおよそ0.04倍)。平均表面温度はセ氏マイナス200度。エンケラドス

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エンケラドゥス
えんけらどぅす
Enceladus

土星の第2衛星。1789年にドイツ出身のイギリスの天文学者W・ハーシェルによって発見され、ギリシア神話の巨人の名にちなんで命名された。エンケラドス、エンセラダスともよばれる。母星から約23万8000キロメートルの距離を周回している。直径は約500キロメートル。氷に覆われ、非常に高い反射率をもつことが特徴。質量は約1.08×1020キログラムで密度は1立方センチメートル当り1.61グラムである。表面はクレーターが多い古い部分とクレーターが少なく割れ目がある新しい部分とがある。新しい部分は地下からの氷の噴出により平原化していると考えられる。カッシーニ探査機の観測により、南極付近の割れ目「Tiger Stripes」は、周辺よりも高温でガスや氷の結晶を噴出していることがわかった。薄い大気があり、かつ、それらが衛星公転軌道上に拡散して、土星のE環の源になっていると考えられている。土星からの潮汐(ちょうせき)力により内部が加熱され、氷の表面の下には大量の水を保持する地下海があることが想定される。熱水による生成物も発見されたことにより、地球外生命の発見への期待にもつながっている。[編集部]

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