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オオハシモズ オオハシモズVangidae; vangas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オオハシモズ
Vangidae; vangas

スズメ目オオハシモズ科の鳥の総称。21種からなり,全長 12~32cm。ほとんどの種がマダガスカル島にのみ分布するが,ルリイロマダガスカルモズ Cyanolanius madagascarinus はアフリカ本土との間のコモロ諸島にも生息する。モズのように先が鉤型になったがっしりしたをもつ種が多い。羽色は,多くの種では胸腹部は白く,背面は種によりさまざまな鮮やかな色彩である。低木の散在する草原や林に生息する。種によって体の大きさや,嘴の形,大きさが違っており,それぞれの種はマダガスカル島へ最初にやってきた 1種から,獲物の種類や捕まえ方が異なるように特異な進化を遂げたことを示している。

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世界大百科事典 第2版の解説

オオハシモズ

スズメ目オオハシモズ科の鳥の1種,または同科の鳥の総称。オオハシモズEuryceros prevostii(英名hermet‐bird)は全長約28cm。背面と中央尾羽が赤褐色で,その他は黒色である。くちばしは左右に平たく,上くちばしが非常に大きい。マダガスカル島北部の森林にすみ,樹上で大型の昆虫類およびカエルなどを捕食する。オオハシモズ科Vangidaeは8属12種の小鳥を含み,マダガスカルの特産。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オオハシモズ
おおはしもず / 大嘴鵙
vanga shrike

鳥綱スズメ目オオハシモズ科に属する鳥の総称。同科Vangidaeには13種が知られている。いずれもマダガスカル島にのみ産する特産種で、マダガスカルモズ科とよばれることもある。嘴(くちばし)は大きく先は鉤(かぎ)形になっていて、足も強い。マダガスカル島は三畳紀以前にアフリカ大陸から分離したと思われるので、オオハシモズもアフリカ産のヤブモズ類あたりと近いものから種が分化してきたと考えられている。森林にすむ鳥で、多くは木のこずえ近くに群れで生活し、昆虫類や小動物を食べている。一般にオオハシモズあるいはマダガスカルモズとよばれている種はEuryceros prevostiiで、鉛色の大きな嘴、黒色の頭、褐色の体をし、全長28センチメートルほどの鳥である。[柳澤紀夫]

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