オットレ石(読み)おっとれせき(英語表記)ottrelite

日本大百科全書(ニッポニカ)「オットレ石」の解説

オットレ石
おっとれせき
ottrelite

クロリトイド硬緑泥石)と同型の鉱物。2価の金属イオンのうち、マンガンがもっとも卓越するものをこの名でよぶ。クロリトイドに比べると産出はきわめてまれである。かつて日本の変成岩からの産出が報告されたことがあるが、化学分析値からはクロリトイドに同定される。原産地のベルギー、オットレOttrezでは、粘板岩を切る石英脈の縁(ふち)に葉片状の結晶として産する。名称は原産地にちなむ。

[松原 聰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「オットレ石」の解説

オットレ石
オットレせき
ottrelite

オットレライトともいう。マンガンに富む硬緑泥石類似の鉱物でクロリトイド族 (Fe,Mn,Mg)Al2SiO5(OH)2一種。緑灰色ないし黒色の六角板状結晶で千枚岩中に産する。比重 3.3,硬度6~7。

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