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オニカマス

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栄養・生化学辞典の解説

オニカマス

 [Sphyraena barracuda].スズキカマス科の海産魚.食用にするが,海域によってシガテラ毒をもち,毒カマスとよばれることがある.毒物は脂溶性でシガトキシンという.毒素による主症状は,嘔吐,および,四肢,顔面,口唇のしびれ,麻痺.

出典|朝倉書店
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百科事典マイペディアの解説

オニカマス

カマス科の魚。別名ドクカマス。全長1.5m以上。背側に暗青色の横帯がある。高知県以南の太平洋インド洋などに広く分布し,表層を泳ぐ。美味だが,時に有毒で産地によっても毒性は異なる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オニカマス
おにかます / 鬼・鬼
great barracudabarracuda
[学]Sphyraena barracuda

硬骨魚綱スズキ目カマス科に属する海水魚。沖縄ではチチルカマサー、英語圏ではグレートバラクーダまたはバラクーダという。南日本、東部太平洋を除く太平洋、インド洋、大西洋の熱帯域に分布する。オオカマスに似るが、体側にある多数の横帯は側線の上半部に限られること、背鰭(びれ)と臀(しり)鰭の最後の軟条(なんじょう)は伸びないこと、有孔側線鱗(ゆうこうそくせんりん)数が少なく75~87枚であることなどで区別できる。口が大きく歯も鋭い。大形で全長2メートル以上にもなる。サンゴ礁域や内湾の浅所に生息する。産卵期には群れをつくるが、通常は単独で遊泳する。獰猛(どうもう)で、時には人間を襲うことがある。スズキ類、アジ類、フグ類、イサキ類など多種類の魚を食べる。
 また、とくに熱帯地方産のものには肉にシガテラとよばれる毒性があるので、食べると吐き気や運動麻痺(まひ)をおこす中毒症にかかる。そのためドクカマスともよばれている。この毒性は食物連鎖を通じ、藻類から草食魚、さらにこれを食べた本種へと伝わるものである。
 大物釣りの対象魚として遊漁者には人気があり、18世紀には4.6メートル、19世紀末には2.4メートルの外国における最長記録がある。[落合 明・尼岡邦夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のオニカマスの言及

【カマス】より

…カマスは魚食性が強く,活発に遊泳する魚でありながら白身で血合(ちあい)が少ない珍しい例である。 カマス科Sphyraenidaeの魚は英名barracudaと呼ばれ,世界中の暖海に分布するが,もっとも大型になる種はオニカマス(イラスト)S.barracuda(英名great barracuda)で全長1.8mに達する。東部太平洋を除く世界中の熱帯の海に見られる。…

※「オニカマス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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