オルドス

  • Ordos
  • Èěrduōsī

百科事典マイペディアの解説

中国,内モンゴル自治区南部,黄河の湾曲に囲まれた草原と砂丘の高原で,南は万里長城に限られる。漢字では鄂爾多斯。中国人は河套(かとう)と呼ぶ。イフジュ(伊克昭)盟の大部分を占め,東部は雨量も多く,モンゴル人の遊牧地帯をなす。古く南北民族の争奪地となったが,18―19世紀に漢民族の入植が多く,現在は灌漑(かんがい)も行われ農業が盛ん。
→関連項目オルドス文化楡林

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世界大百科事典 第2版の解説

中国の内モンゴル自治区南部のイフジュ(伊克昭)盟に属する地域。西,北,東を黄河によって囲まれ,南は万里の長城が境界となっている。黄河にとり囲まれた地域という意味で,中国人は河套(かとう)と称する。南が高く(1500m)北が低い(1000m)高原で,大部分が砂漠と草原の乾燥地帯である。16世紀(明代の中期)からモンゴル族オルドス部の遊牧地となったので,その名が生まれた。モンゴル高原の南延部をなしていて,古くから漢民族と北方遊牧民族との争奪地であった。

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旺文社世界史事典 三訂版の解説

中国,内モンゴル自治区南西部,黄河と万里の長城に囲まれた高原地域
古くは河南・河套 (かとう) と呼ばれた。遊牧の適地が多く,古くから北方遊牧民と漢族との抗争があった。秦〜漢代には匈奴 (きようど) がしばしば侵入し,五胡十六国時代には夏,宋代に西夏が建国した。明末期,モンゴルのオルドス部が占拠してからオルドスと呼ばれるようになった。

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