デジタル大辞泉 「オーガニック」の意味・読み・例文・類語

オーガニック(organic)

[形動]
有機体の。「オーガニックコンパウンド(=有機化合物)」
化学肥料農薬を使用しない野菜や、添加物を入れていない食料品などをさす言葉。「オーガニックパスタ」
インターネット上の各種サービスで、有料広告を介さないこと。検索結果で検索連動型広告を含まない部分や、ソーシャルメディアで広告を介さず配信される記事などをさす。「オーガニック検索」「オーガニックリンク」

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精選版 日本国語大辞典 「オーガニック」の意味・読み・例文・類語

オーガニック

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( [英語] organic )
  2. 有機体の。
  3. 化学肥料や農薬を使用しない野菜や、添加物を入れていない食料品などをさす語。「オーガニックパスタ」

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百科事典マイペディア 「オーガニック」の意味・わかりやすい解説

オーガニック

オーガニックとは〈有機の〉という意味で,通常は農薬や化学肥料を使わず有機肥料によって生産された農産物をいう。アメリカでは1990年に〈有機食品生産法〉が制定され,農薬や化学肥料などの合成化学物質を使用せずに生産され取り扱われた農産物で,過去3年間に合成化学物質を含め禁止物質を使用した耕地で生産された農産物ではないこと,といった厳しい規定がなされている。 日本では1992年に農林水産省が作成した〈有機農産物等に係る青果物等特別表示ガイドライン〉(1996年〈有機農産物及び特別栽培農産物の表示ガイドライン〉に改訂)で,3年以上化学合成の農薬,肥料を使用していない土壌で栽培された農産物を〈有機農産物〉としている(無農薬栽培農産物などの特別栽培農産物の定義は別に設けられている)。しかし,法的な規制ではないため,有機農産物の表示の基準は曖昧であったが,1999年国際食品規格(コーデックス)委員会が〈有機〉の国際規格を決めたものをうけて,農林水産省はJAS法を改正し,ガイドラインのうち〈有機農産物〉表示に限定して,第三者の認定機関から認証された農産物だけに表示ができる制度を設けた(2000年6月施行)。なお,有機飼料により生産された畜産物や,有機農畜産物を用いて無添加で生産された加工食品も含めて広くオーガニック食品ということもある。食品以外でも,有機栽培の木綿を用いて漂白剤やワックスなどを使わずに織られた布はオーガニックコットンと呼ばれ,アレルギーやアトピーに悩む人々に利用されるようになっている。→有機農業

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