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カナリス カナリスKanáris, Konstandinos

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カナリス
Kanáris, Konstandinos

[生]1790/1793. エーゲ海,プサラ島
[没]1877.9.14. アテネ
ギリシアの軍人,提督,政治家。ギリシア独立戦争ではプサラ島から船舶を供給,みずからも A.ミアウレスの指揮下で戦い,1822年 11日にオスマン帝国のパシャの旗艦を爆破したのをはじめ,大胆な攻撃でオスマン帝国艦隊をしばしば悩ませた。 1826年に国民議会に選出されたが,独立戦争中は政治に関係しなかった。しかし独立後はオソン王の反対派として活動,同王を廃位したのち3人の摂政のうちの一人になった (1861~63) 。三たび首相を務めて (1848~49,1864.4~5.,1864.8.~65.2.) ,政界から退いたが,露土戦争が始まるとまた首相となり (1877.4.7.) ,在任中に死去。

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世界大百科事典 第2版の解説

カナリス【Konstantínos Kanáris】

1790‐1877
ギリシアの政治家。エーゲ海プサラ島出身で,ギリシア解放戦争において,キオス島に停泊するトルコ艦隊を焼き打ちする(1822)などの武功により,革命の英雄の一人となる。王国成立後はオソン1世国王反対派に属したが,首相(1848‐49),海軍大臣などを歴任。国王廃位(1862)にも一役買い,再び首相(1864‐65)を務める。退役後1877年の露土戦争時に組閣するよう召還されたが執務中に死去した。【真下 とも子】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カナリス
かなりす
Wilhelm Canaris
(1887―1945)

ドイツの提督。ドルトムント生まれ。第一次世界大戦中にスペインドイツ海軍の諜報(ちょうほう)活動に従事して以来、同国との関係が強まり、ベルサイユ体制初期には非合法の潜水艦建造をスペインで行ったり、スペイン内戦(1936~1939)の勃発(ぼっぱつ)後フランコ将軍への軍事援助実現に奔走したりした。カナリスは1935年のドイツ再軍備宣言以降、国防軍外国諜報部長の地位にあったが、ヒトラーの戦争計画やテロ支配をしだいに懐疑するようになり、第二次世界大戦の開始以後は、陸軍のベックLudwig August Theodor Beck(1880―1944)大将らとともにヒトラー打倒計画の中心人物となった。1944年7月のヒトラー暗殺未遂事件には直接関与しなかったが、容疑を受けて逮捕され、終戦直前の1945年4月9日、強制収容所で処刑された。[藤村瞬一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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