コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

カブトエビ カブトエビ tadpole shrimp

4件 の用語解説(カブトエビの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カブトエビ
カブトエビ
tadpole shrimp

鰓脚綱背甲目カブトエビ科 Triopsidaeの総称。カブトエビ属 Triops はアメリカカブトエビ T. longicaudatus,アジアカブトエビ T. granarius,ヨーロッパカブトエビ T. cancriformis,オーストラリアカブトエビ T. australiensis が知られており,前 3種は日本からも記録されている。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

カブトエビ

鰓脚(さいきゃく)類カブトエビ科の甲殻類。中部地方以西の水田に初夏のころ群生して現れるが,多くは1ヵ月ほどで死ぬ。1枚の兜(かぶと)形の甲をもち小型のカブトガニを思わせるが,体は円筒形で多節。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

カブトエビ【Triopus longicaudatus】

クサトリムシとも呼ばれるイラスト)。背甲目カブトエビ科の小型甲殻類。外観は小型のカブトガニを思わせる形態をしているが,細い胴の尾部末端に多くの節からなる長い尾叉(びさ)がある。体は汚緑褐色あるいは暗緑色,長さ2~3cmくらい。日本中部以西の水田などに初夏のころ突然おびただしく出現し,1ヵ月くらいで消滅する。背甲は非常に幅広くかぶと状,その前方背面に1対の複眼がある。頭部と有肢の胴部体節はその下面に隠れている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カブトエビ
かぶとえび / 兜蝦
tadpole shrimp

節足動物門甲殻綱背甲目カブトエビ科Triopsidaeの水生動物の総称。全世界で4種が知られ、そのうち日本には3種が生息している。アジアカブトエビTriops granariusとアメリカカブトエビT. longicaudatusが関東地方から南に、ヨーロッパカブトエビT. cancriformisが山形県に分布する。あとの種は、オーストラリアに分布するオーストラリアカブトエビT. australiensisである。
 淡水産で、水田や水たまりに出現し、いずれもよく似ている。体の前半部は長さ2センチメートルほどの楕円(だえん)形の背甲で覆われ、腹節には40対以上の脚(あし)をもち、末端には約2センチメートルの1対の尾鞭(びべん)がある。体色は汚緑褐色ないし暗緑色で、尾鞭は褐色を帯びる。泥土上をすばやく歩いたり泳いだりし、乾燥や低温に強い耐久卵を産んだあと1か月ぐらいで死ぬ。産地によって、有性生殖をする個体群と単為生殖をする個体群がある。雑食性で、泥とともに微小生物を食べ、また雑草の根も食べるので「草取り虫」の名もあり、生物農薬として利用する試みもある。[武田正倫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

カブトエビの関連キーワードカボチャ(南瓜)プロトプラストミイデラゴミムシクリムソンイラスト草取り寸取虫ハサミムシ(鋏虫)ハムシ(葉虫)クサトリムシ

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

カブトエビの関連情報