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カルムイク共和国 カルムイクKalmykia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カルムイク〔共和国〕
カルムイク
Kalmykia

ロシア南西部にある共和国。首都エリスタ。 1920年自治州として設立され,36年自治共和国となったが,第2次世界大戦中,住民がドイツ軍に協力したという理由で,住民の多くが中央アジアに強制移住させられ,44年廃国。 57年名誉を回復され自治州になり,58年自治共和国に復帰,91年共和国となった。カスピ海沿岸低地の西部を占め,海面下の低地が広がるが,西境にエルゲニー丘陵がある。平均気温は1月-8~-4.5℃,7月 23~25.5℃。年降水量は西部のステップ地帯で 400mm,東部の半砂漠地帯では 180mm。モンゴル系のカルムイク人の国で,カルムイク人が多い。農牧業が盛んで,牧畜はソビエトメリノ種のヒツジの飼育が中心。東部ではウシも飼育される。近年おもに西部で灌漑農業が発展し,コムギ,トウモロコシ,ヒマワリなどが栽培される。南東部の低地はチョルヌイエゼムリと呼ばれ,ボルガ川下流域,北カフカス,ザカフカジエから冬季畜群が移住する牧場として利用されている。主要工業は農産物加工,建設資材などで,エリスタに集中し,カスピ海沿岸のカスピースキーには水産物加工コンビナートがある。交通はハイウェーのほか,カスピ海に沿って東部を縦断する鉄道,エリスタとスタブロポリを結ぶ鉄道,空路に依存している。面積7万 5900km2。人口 32万 8600 (1991推計) 。

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