カルルス温泉(読み)カルルスオンセン

デジタル大辞泉 「カルルス温泉」の意味・読み・例文・類語

カルルス‐おんせん〔‐ヲンセン〕【カルルス温泉】

北海道登別市にある温泉泉質単純温泉名称は、泉質がチェコの温泉カルロビバリ(ドイツ語名カルルスバート)に似るところから。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カルルス温泉」の意味・わかりやすい解説

カルルス温泉
かるるすおんせん

北海道南西部、登別市(のぼりべつし)にある温泉。登別温泉の北8キロメートルにあり、クッタラ火山外壁の爆裂火口底に湧出(ゆうしゅつ)する。単純温泉。ラジウムを含み、チェコの有名な温泉地カールスバート(カルロビ・バリ)の泉質に似ているところから温泉名となった。洞爺(とうや)湖からオロフレ峠を経て登別温泉に通じる地方道に沿い、国民保養温泉地に指定されている。支笏(しこつ)洞爺国立公園域にあり、付近には爆裂火口である円形の美しい橘(たちばな)湖や西方の来馬岳(らいばだけ)山麓(さんろく)の国設スキー場などがある。登別温泉からバス便がある。

[奈良部理]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カルルス温泉」の意味・わかりやすい解説

カルルス温泉
カルルスおんせん

北海道南西部,登別市にある温泉。登別川の上流千歳川の曲流する谷間にある。泉質は単純泉。泉温は 60℃前後。常時湯煙をあげる閑寂郷で,冬季には湯治客やスキー客が多い。洞爺湖に通じるオロフレ峠にかけて新緑紅葉高山植物花畑が美しい。東方 1kmに,橘湖 (カルルス湖) があり,国民休養温泉地に指定。

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