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カンゾウ(甘草) カンゾウGlycyrrhiza glabra; licorice root

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カンゾウ(甘草)
カンゾウ
Glycyrrhiza glabra; licorice root

マメ科の多年草。中国大陸原産で,まれに日本でも栽培される。高さ 1mほどになり羽状複葉互生する。夏に,葉腋花穂を出し,淡紫色蝶形花総状につける。根を干したものを「甘草」と呼び,咳止め鎮痛剤などに使い,また甘味料にも用いた。

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百科事典マイペディアの解説

カンゾウ(甘草)【カンゾウ】

シベリア南部〜中国西部に自生するマメ科の多年草。高さ50〜100cm,奇数羽状複葉で小葉は4〜8対。花は淡紫色。本種およびスペインカンゾウ,ロシアカンゾウ,ペルシアカンゾウなどの根を乾燥したものを甘草といい,去痰(きょたん)剤,丸薬基剤などとするほか,胃・十二指腸潰瘍(かいよう)にも用いられる。
→関連項目五香粉

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世界大百科事典 第2版の解説

カンゾウ【カンゾウ(甘草) Glycyrrhiza uralensis Fisch.】

根や茎の基部漢方薬で甘草と呼ばれ重用されるマメ科の多年草。カンゾウ属Glycyrrhizaの2,3種が同じ用途に利用される。これらを英名licoriceという。高さ数十cm,ときには1mになり,根茎は円柱状で,それにつづく主根は深く土中にのびる。直立する地上茎には白色の短毛腺毛がある。葉は互生,奇数羽状複葉で4~8対の小葉がある。花は6~7月,腋生(えきせい)した花梗の先端に密集してつき淡紫色,1.5~2cmほど。

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世界大百科事典内のカンゾウ(甘草)の言及

【漢方薬】より

…この経験をもとに,胃潰瘍の治療薬も開発されている。カンゾウ
[附子]
 トリカブト属Aconitum植物の根で,猛毒のアコニットを含む生薬であるが,漢方では強心を目的に使用する。近年附子(ぶし)から強心成分としてヒゲナミンが単離された。…

※「カンゾウ(甘草)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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