カンバーランド(英語表記)Cumberland

翻訳|Cumberland

デジタル大辞泉 「カンバーランド」の意味・読み・例文・類語

カンバーランド(Cumberland)

米国メリーランド州西部都市アパラチア山脈の麓、ポトマック川支流沿いに位置する。18世紀半ばに置かれた交易拠点に起源する。かつて石炭の積み出しで栄え、製造業が盛んだった。
カナダブリティッシュコロンビア州バンクーバー島の村。同島東岸の都市コートニーの南西郊に位置する。コーモックスバレーの村の一つ。19世紀末に石炭が見つかり、炭鉱により発展。日本人や中国人をはじめ、各国からの移民が流入した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「カンバーランド」の意味・読み・例文・類語

カンバーランド

(Cumberland)
[一] イギリス、イングランド北部の旧州。現在はカンブリア州の一部
[二] アメリカ合衆国、メリーランド州の鉱工業都市
[三] アメリカ合衆国南部の川。オハイオ川の支流。水源カンバーランド高原
[四] アメリカ合衆国南部、アパラチア山脈南西部の高原状の山地

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「カンバーランド」の意味・わかりやすい解説

カンバーランド
Cumberland

アメリカ合衆国,メリーランド州北西部の工業都市。人口2万1518(2000)。鉄道と工業の中心地で,周辺の石炭地帯にとって重要な石炭積出地。繊維合成繊維タイヤ,ガラス,石油化学製品,金属製品などの工業もある。1750年,アパラチア山脈を越えてオハイオ河谷に至る地点に建設された交易所が町の母体となった。19世紀前半,アパラチア山脈を越えて中西部に至るカンバーランド道路の東の起点であった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カンバーランド」の意味・わかりやすい解説

カンバーランド
Cumberland

イギリスイングランド北西部の旧県名。1974年の自治体再編により廃止。今日のカンブリア県の北部にあたる。

カンバーランド
Cumberland

アメリカ合衆国,メリーランド州西部州境の都市。アパラチア山系を横断してオハイオ川に通じる谷 (カンバーランド隘路) の入口にあたる。炭鉱のほかゴム,織物,紙などの工場もある。人口2万 3706 (1990) 。

カンバーランド
Cumberland, Richard

[生]1732
[没]1811
イギリスの劇作家。感傷的家庭悲劇で知られる。代表作『西インド人』 The West Indian (1771) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android