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ガーディアン The Guardian

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ガーディアン
The Guardian

イギリスの高級新聞。 1821年にマンチェスターで創刊され,1959年8月までは『マンチェスター・ガーディアン』と称していた。初めは部数わずか数百部の週刊紙であったが,1855年から日刊紙となり,『ロンドン・タイムズ』の対抗紙と目されるところまで成長した。営利主義を拒否して小部数の高級新聞の立場を貫き,伝統的にリベラルな編集方針をとっている。部数 39万 8661 (1997) 。

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デジタル大辞泉の解説

ガーディアン(The Guardian)

英国の代表的な日刊高級紙の一。1821年に週刊の「マンチェスター‐ガーディアン」として創刊。1855年に日刊となり、1959年現紙名に改題。1964年に本社をマンチェスターからロンドンに移転。自由主義進歩主義的な論調を特色とする。発行部数は25万6283部(2011年6月)。

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百科事典マイペディアの解説

ガーディアン

タイムズ》と並ぶ英国の代表的高級紙。1821年創刊の週刊紙《マンチェスター・ガーディアン》を前身とし,1855年から日刊。ボーア戦争(1899年―1902年)に反対した論説で有名。

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世界大百科事典 第2版の解説

ガーディアン【The Guardian】

イギリスの高級紙。1821年5月5日,テーラーJohn E.Taylor(1791‐1844)が,《マンチェスター・ガーディアンManchester Guardian》として創刊。週刊紙(土曜日発売),値段7ペンス,初年度部数毎号平均1000部。テーラーはマンチェスターの綿糸製造・販売業者であったが,19世紀前半の選挙法改正運動に参加,その言論機関として発行した。選挙法改正,穀物法撤廃に活躍,コブデン,ブライトらのマンチェスター学派の代表的機関紙となるが,48‐61年まで,創業以来の社員ガーネットJeremiah Garnettが編集責任者となり,紙面は保守化しパーマストン寄りになった。

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大辞林 第三版の解説

ガーディアン【The Guardian】

イギリスの自由主義的立場をとる高級日刊紙。1821年創刊。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ガーディアン
がーでぃあん
The Guardian

『タイムズ』『デーリー・テレグラフ』と並び称せられるイギリスの高級日刊紙。1821年、ジョン・エドワード・テーラーJohn Edward Taylor(1791―1844)が11人の社会改革論者から資金提供を受けて、『マンチェスター・ガーディアン』という名前の週刊紙として創刊した。1855年に印刷物への課税である印紙税法が実質廃止されると日刊紙に変わり、価格も2ペンスから1ペニーに引き下げて部数を伸ばした。その後1957年にはロンドンに進出し、1959年紙名からマンチェスターをはずして、全国紙となった。
 『ガーディアン』が今日あるのは、チャールズ・プレストウィッチ・スコットCharles Prestwich Scott(1846―1932)によるところが大きい。1872年に25歳の若さで編集長に就任してから57年間、自由主義的論調、文芸・芸術分野の報道、海外特派員報道の充実などによって同紙の声価を高めた。一国、一党派に偏らず、理想に拠(よ)って行う報道や論評は時に国民感情を刺激し、部数を落とすことがあったが、同紙は報道姿勢を変えなかった。それを経営面から可能にした要因としては、1936年設立のスコット・トラスト(信託組織)が同紙を所有し財政的な後ろ盾になっていたこと、1924年に買収した『マンチェスター・イブニング・ニューズ』からの資金を得ていたことなどがある。現在の所有関係は、スコット・トラストがメディア企業ガーディアン・メディア・グループ(GMG)を所有し、GMGが直接新聞を発行するガーディアン・ニュース・アンド・メディア社を所有するユニークな形になっている。スコット・トラストは2008年に株式会社に組織変更し、有限責任会社スコット・トラスト・リミテッドとなったが、トラストの核となる目的(『ガーディアン』編集の独立の擁護など)に変わりはないとしている。GMGはイギリスでもっとも古い日曜紙である『オブザーバー』の所有者でもある(1993年買収)。編集方針は、ピータールーの虐殺への抗議、穀物法への反対など創刊当初掲げていた伝統を受け継ぎ、現在も中道左派的な自由主義に拠っている。発行部数は2000年の40万部から28万部(2011)にまで減っている。ウェブ版は1999年からスタートした。[橋本 直]

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