コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

クマサカガイ クマサカガイ Xenophora pallidula; carrier shell

3件 の用語解説(クマサカガイの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クマサカガイ
クマサカガイ
Xenophora pallidula; carrier shell

軟体動物門腹足綱クマサカガイ科。殻高 4cm,殻径 10cm。殻は白色,円錐形で,殻底は平らで広い。殻表に貝殻や石などを付着させながら成長する。この様子を盗賊熊坂長範七つ道具を背負っている姿に見立てたのが和名の由来。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

クマサカガイ

クマサカガイ科の巻貝。高さ4cm,径7cmに達する。殻は非常に薄く,白色。殻表に石や貝殻を付着させるので,熊坂長範の七つ道具を背負った姿に見たててこの名がある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クマサカガイ
くまさかがい / 熊坂貝
carrier shell
[学]Xenophora pallidula

軟体動物門腹足綱クマサカガイ科の巻き貝。殻は薄質で低い円錐(えんすい)形。殻表には他の貝殻(多くは死殻であるが、ときには生きた貝)をつけているのを、盗賊の熊坂長範(くまさかちょうはん)が七つ道具を背負っているのに見立てて(あるいは多くの貝を盗んだためとする説もある)この名がある。房総半島以南の西太平洋、インド洋に広く分布し、水深30~200メートルの泥底にすみ、漁網にもかかる。殻本体の殻高40ミリメートル、殻径100ミリメートルに達し、殻表には斜めのしわと筋(すじ)があり、二枚貝の死殻は内面を表側にして付着させる性質がある。殻底は平らで黄白色、成長線と細かい筋が交差しあう。臍孔(へそあな)は狭い。蓋(ふた)は薄く外側に核がある。他の貝殻を付着させる習性は、擬態のためより貝殻の補強と思われる。ヨーロッパ、アメリカにも同属の貝がいて、貝殻を多くつける種を貝類学者conchologist、小石をつける種を地質学者geologistとあだ名している。[奥谷喬司]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

クマサカガイの関連キーワード多板類頭足類軟体動物有肺類熊坂貝後鰓類前鰓類象水母軟体類クマサカガイ(熊坂貝)

今日のキーワード

太陽系外惑星

太陽以外の恒星を回る惑星。その存在を確認する方法として、(1)惑星の重力が引き起こす恒星のわずかなふらつき運動を、ドップラー効果を用いて精密なスペクトル観測により検出する、(2)惑星が恒星の前面を通過...

続きを読む

コトバンク for iPhone