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クラカタウ島 クラカタウトウ

デジタル大辞泉の解説

クラカタウ‐とう〔‐タウ〕【クラカタウ島】

Krakatau》インドネシアのジャワ‐スマトラ両島間のスンダ海峡にある火山島総称。1883年の大爆発では3万6000人の死者を出し、火山灰成層圏に達して全地球を覆い、数年間世界の気温が下がった。全体がウジュンクロン国立公園に含まれ、1991年に世界遺産(自然遺産)に登録された。クラカトア島

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クラカタウ島
くらかたうとう
Krakatau

インドネシアのジャワ島とスマトラ島を分かつスンダ海峡内の火山島。クラカトア島ともいう。安山岩、玄武岩からなる。紀元前416年の大規模な噴火による陥没でできたカルデラの壁が3島として残り、その一つのラカタ島と、カルデラ内に新たに生じた2火山が合体して、長径8キロメートル、短径5キロメートルのクラカタウ島を形成した。1680~81年に小さい爆発があったが(有史以後最初)、以後約2世紀は平穏であった。1883年の噴火は5月20日に開始し、8月26日午後激化、翌27日最高潮に達し、28日まで続いた。近世の世界火山活動史上でも最大級の大爆発である。この噴火で島の約3分の2が飛散し、中央部が陥没して、新たなカルデラができた。もとのラカタ島にあたる部分だけが残存する。その爆発音は遠くイスタンブール(トルコ)や南アフリカでも聞こえたといわれ、また高さ20メートルの津波がジャワ島西部を襲い、死者約3万6000人を出した。爆発の総エネルギー1025エルグ程度、噴出物(おもに石英安山岩質)は総量約18立方キロメートルで、30キロメートル以上の高空に噴出された火山灰のため、数か月間は世界各地で日の出・日没時に太陽が異常に見え、数年間世界全般の気温が下がった。火山爆発指数は6である。1927年のカルデラ内での海底噴火で、玄武岩質の噴石丘の新島アナク・クラカタウ(クラカタウの子の意)を生じた。以後、しばしば噴火を繰り返している。1935年から噴出物は安山岩質に変化した。アナク・クラカタウ島は標高150メートル余、ラカタ島は813メートル。[諏訪 彰・中田節也]
『荒牧重雄・白尾元理・長岡正利編『空からみる世界の火山』(1995・丸善)』

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