クラーゲンフルト(英語表記)Klagenfurt

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クラーゲンフルト
Klagenfurt

オーストリア南部,ケルンテン州の州都。スロベニア,イタリアとの国境に近いウェルテル湖の東に広がる盆地内に位置する。 12世紀に建設され,1279年に都市権を得たが,1514年に大火にあい,それ以降の建物が多い。州議会の開かれる 16世紀の建物,州庁舎 (17世紀) ,博物館,大聖堂 (1578~91) ,自然公園などがあり,政治,文化の中心地であるとともにケルンテン州観光の中心地でもある。製鉄,製靴,化学,食品などの工業が行われる。幹線道路,幹線鉄道に沿い,空港もある交通の要地。人口8万 9502 (1991) 。

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デジタル大辞泉の解説

クラーゲンフルト(Klagenfurt)

オーストリア、ケルンテン州の都市。同州の州都で、商工業の中心地。アルプス東部の山地に囲まれたクラーゲンフルト盆地にあり、ウェルター湖の東岸に位置する。旧市街の中心広場に町の象徴である竜の噴水があり、州庁舎、大聖堂、聖エギート市教区教会などの歴史的建造物が残る。正式名称はクラーゲンフルト‐アム‐ウェルターゼー。

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百科事典マイペディアの解説

クラーゲンフルト

オーストリア南部,ケルンテン州の州都。西方にウェルター湖がある。皮革製品製材,機械,繊維などの工業が行われる。13世紀半ば以来の古都。1518年州都になる。1945年―1955年イギリス軍の進駐を受けた。9万4483人(2011)。

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世界大百科事典 第2版の解説

クラーゲンフルト【Klagenfurt】

オーストリア南部,ケルンテン州の州都。ウェルター湖の東に位置し,産業,文化,観光の中心。標高446m,人口8万9000(1991)。主産業は製鉄,皮革,製材,染色工業など。毎夏,国際的規模の木材見本市が開かれる。グルク司教座の所在地。1195年市場が設けられ,1270‐90年ごろ都市に昇格し,1518年州都となる。16~18世紀に4回の大火を経て近代都市に再生。1805‐10年の間断続してフランス軍,1919年セルビア軍,1945‐55年イギリス軍が進駐した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クラーゲンフルト
くらーげんふると
Klagenfurt

オーストリア南部、ケルンテン州の州都。人口9万0141(2001)。クラーゲンフルト盆地にあり、標高446メートル。周囲は2000メートル前後まで低まった東部アルプスの山地に囲まれる。1268年にすでに都市権を得た古い町で、現在は州の行政、教育、文化の中心地。また、州最大の工業都市で、住民の3分の1が商工業に従事する。工業は多種にわたるが大規模なものはない。おもな工業として、電気、ガス、金属製品、木製品、食品、醸造、印刷などがあげられる。木製品は州内の豊富な森林に依存する産業として有名であり、この町で開かれる木材見本市には内外から取引の人たちが集まる。西部のウェルター湖に観光客が訪れる夏を除いては、閑静な落ち着いた都市である。[前島郁雄]

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