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クリム・ハン国 クリム・ハンこく Krym Khanstvo; Krymskaya Orda

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クリム・ハン国
クリム・ハンこく
Krym Khanstvo; Krymskaya Orda

キプチャク・ハン国の創始者バトゥ (抜都) の弟トハ・チムールの後裔が,1430年頃クリミヤ半島に建設したモンゴル地方政権。 14世紀後半,封建制の発達で分封領主の権力が強化された結果,キプチャク・ハン国は分裂の兆候を示しはじめ,15世紀前半その領内にカザンクリムのハン国が分離,独立した。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クリム・ハン国
くりむはんこく
Kirim

1426年ごろチンギス・ハンの長子ジュチ血を引くハジ・ギライが、衰退したキプチャク・ハン国(金帳ハン国)から自立してクリミアに建てた国。1475年以後オスマン・トルコ帝国の保護国となり、その後援のもとにロシアポーランドと争って、領土をクリミア半島からウクライナ南部に拡大した。住民はトルコ系でクリミア・タタールとよばれ、首都のバフチサライは黒海北岸におけるイスラム文化と商業との中心地であった。同系のカザン、アストラハンの2ハン国が16世紀に相次いで滅亡したのちも、約2世紀にわたって金帳ハン国の正統な継承者としての地位を保持したが、南下するロシアの圧力には抗しきれず、1783年ロシア帝国に併合された。[小松久男]

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