クリュシッポス(英語表記)Khrysippos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「クリュシッポス」の解説

クリュシッポス
Khrysippos

[生]前280頃.キリキアソロイ
[]前206頃
ギリシアの哲学者,ストア派第3代の学頭。アテネにおもむきゼノンクレアンテスに,また中期アカデメイアでアルケシラオスらに学び弁証家としての才能を磨いた。彼は純粋論理にの学問的興味をいだいたおそらく唯一のストアのであり,彼以前の論理学説を整理し命題論理学の基礎を築いた。 700以上もの論文を著わしたが断片が残っているだけである。

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精選版 日本国語大辞典「クリュシッポス」の解説

クリュシッポス

(Khrysippos) 古代ギリシアの哲学者。キリキアの人。アテナイでストア派の第二代学頭クレアンテスに学び、第三代学頭となる。アカデミア派の懐疑論に反論し、七五〇巻の書を書いたといわれ、断片のみ残存。(前二八〇頃‐前二〇七頃

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デジタル大辞泉「クリュシッポス」の解説

クリュシッポス(Chrysippos)

[前280ころ~前207ころ]古代ギリシャの哲学者。ストア学派の第3代学頭。同学派の学説を初めて体系化した。

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世界大百科事典 第2版「クリュシッポス」の解説

クリュシッポス【Chrysippos】

前280ころ‐前206ころ
ヘレニズム期のギリシア哲学者。キプロスのゼノンクレアンテスとともにストア学派を創立し,第3代の学頭となった。世界は神的ロゴスに支配されており,あらゆる不幸はこのロゴスの秩序からの逸脱であるから,魂の幸福のためにロゴスの学つまり論理学を修得しなければならないと説いた。彼にとって論理学は同時に神学であり,宇宙論であり,倫理学だった。近年,彼の〈命題論理学〉が注目を集めている。【大沼 忠弘】

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